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F1第15戦日本GP予選、詳細レポート

2012年10月06日(土)15:38 pm

2012年F1第15戦日本GPが10月6日(土)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で2日目を迎え、14時から行われた予選で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

【写真ギャラリー】F1日本GPフリー走行3回目を終えてガレージに戻るマシン

セッション開始時の天候は晴れ、気温26℃、路面温度は36℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。ほぼ全車が計測ラップを終えた時点で、トップはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。これにフェリペ・マッサ(フェラーリ)、マーク・ウェバー(レッドブル)が続いている。だが、Q1残り5分となったあたりで各車がソフトタイヤに履き替えて最後のアタックラップに臨みはじめ、順位が大きく入れ替わり始める。

残り30秒を切った時点で小林可夢偉(ザウバー)が1分32秒042をマークしてトップに躍り出る。だが、最後にロメ・グロジャン(ロータス)が可夢偉のタイムを更新する1分32秒029を出し、トップに立った。今回10グリッド降格ペナルティーを受けることになっているミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は最後にハードタイヤで懸命のアタック。なんとか16番手に入りQ1通過を決めた。Q1で予選を終えた18番手から24番手は以下のとおり。

18番手ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、19番手ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、20番手ティモ・グロック(マルシャ)、 21番手ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)、22番手シャルル・ピック(マルシャ)、23番手ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、24番手ナレイン・カーティケヤン(HRT)。

Q1のトップ5は、ロメ・グロジャン(ロータス)、小林可夢偉(ザウバー)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、キミ・ライコネン(ロータス)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手がここで脱落する。まずは可夢偉が真っ先にコースイン。Q2のベンチマークとなる1分32秒368を記録する。しかしソフトタイヤを装着したトップチーム勢が次々にタイムを更新。恐らく決勝に向けてタイヤ温存策をとろうとしているミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)以外が全員1回目の計測ラップを終えた時点ではトップにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手にジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手にマーク・ウェバー(レッドブル)という顔ぶれが並んだ。この段階で可夢偉は6番手に位置している。

残り時間が4分を切った時点でシューマッハがソフトタイヤを装着してコースイン。ほかのドライバーたちも次々に最後のアタックのためにコースに入ってゆく。ベッテル、バトン、ウェバーの上位3選手は、Q3進出が確実とみてピットに収まったままだ。最後のアタックで可夢偉が4番手に順位を上げる。その後キミ・ライコネン(ロータス)がそのタイムを更新したものの、5番手でQ3進出を決めた。チームメートのセルジオ・ペレスも9番手でQ2突破を決めている。シューマッハは結局13番手に終わり、ここで脱落。決勝では10グリッド降格となるため、ほぼ最後尾からのスタートとなる。Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。

11番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、12番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、13番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、14番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、15番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、16番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、17番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)。

Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、キミ・ライコネン(ロータス)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、小林可夢偉(ザウバー)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション開始と同時にまずライコネンがコースイン。それにマクラーレン勢、レッドブル勢が続いてゆく。だが、アロンソ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、そしてザウバー勢には動きがみられない。どうやらこの4人は1アタックにかける作戦のようだ。セッション開始5分になろうというところでベッテルが1分30秒839というここまでの最速タイムをたたきだしてトップに。Q3前半を終えた時点での順位はトップにベッテル、2番手にウェバー、3番手にバトンが続いている。

残り時間が3分を切った時点で全車が最後のアタックのためにコースへと入ってゆく。ところがここでキミ・ライコネン(ロータス)がスプーンでスピンしてコースオフ、そこでクルマを止めてしまう。この間げきをついて可夢偉が4番手に順位を上げる。結局このままQ3セッションは終了を迎え、ベッテルがポールポジションに輝いた。2番手にマーク・ウェバーが入り、レッドブル勢がそろってフロントローから決勝をスタートすることになる。可夢偉はホームレースとなる鈴鹿でQ3を4番手で終えたが、3番手となったバトンはギアボックスの交換により5グリッド降格ペナルティーを受けることが決定しているため、決勝では3番手からのスタートとなる。Q3の結果は以下のとおり。

1番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手マーク・ウェバー(レッドブル)、3番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、4番手小林可夢偉(ザウバー)、5番手ロメ・グロジャン(ロータス)、6番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、7番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、 8番手キミ・ライコネン(ロータス)、9番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。

【結果】F1第15戦日本GP予選、各ドライバーのQ1、Q2、Q3のタイム、周回数など
ベッテル鈴鹿で4年連続ポール! 可夢偉は3番グリッドから決勝スタート=F1日本GP予選

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