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フェルナンド・アロンソが今季タイトル最有力候補。ライバルも認める

2012年07月29日(日)10:53 am

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が築きつつある選手権でのリードにくい付いて行くことが急務である。アロンソとタイトルを争っているライバルたちが語った。

今週末のハンガリーGPを迎えた段階で、アロンソはライバルに対して34ポイント以上の差を築き上げた。2009年のF1王者であるジェンソン・バトン(マクラーレン)に、反撃することは「相当な急務」ではないかと質問したところ、「その通りだ」と答え、バトンはF1公式のウェブサイトで次のように続けた。

「フェルナンドとの間には大きな差がある。ここ数レースでフェルナンドとフェラーリは素晴らしい仕事をやってのけた。だから、そこにたどり着くのがどれほど大変か、僕は分かっている」

そのバトンよりも24ポイント多く獲得しているルイス・ハミルトン(マクラーレン)ですら、その意見に賛成しており、先週のドイツGPでのリタイアはタイトル争いの「痛手だ」と認めている。

「バレンシア(第8戦ヨーロッパGP、ハミルトンはクラッシュでノーポイント)と同様に、あれは考えられる中で一番大きな痛手だった」とハミルトンは振り返った。

「シーズンを通して痛手を受けられる回数は限られている。特に、(選手権を)リードしてるドライバーが毎戦ポイント圏内でゴールしている場合はね」

F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が26日(木)に開催した記者会見に参加した、ナレイン・カーティケヤン(HRT)、ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、キミ・ライコネン(ロータス)、小林可夢偉(ザウバー)、そしてパストール・マルドナード(ウィリアムズ)の全員が、今シーズンのチャンピオンの最有力候補にアロンソの名を挙げていた。

当のアロンソは急いで先のことを考えたりはしない姿勢を貫いたが、報道陣は辛うじてアロンソに3度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したときのことをイメージさせることに成功した。

「2006年のブラジルGPでゴールした時、僕のキャリアでタイトルを3回も勝ち獲ることは夢物語だった」

「アイルトン(セナ)と同じ回数になる。彼は僕のあこがれだったし、ゴーカートをやっていたころのお手本だった。そのほかにも、ラウダ(ニキ・ラウダ)のような偉大なドライバーたちの名前も連なっている。だから、3度目っていうのは素晴らしい数字だし、遅かれ早かれそこにたどり着けることを願っているよ」とアロンソは話している。

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