ロータスのキミ・ライコネンが、ハンガロリンクで開催されるハンガリーGP(7月29日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:ドイツGP後にドライバーのチャンピオンシップ争いで4位に浮上しました。しかも3位とのポイント差もわずかです。どのあたりまでランキングを上げていけそうですか?
ライコネン:シーズンの前半が終了した時点で4位になっているだろう、と1月の段階でもし言われていたら、とても喜んでいたと思う。悪い順位ではないけれど、僕たちのクルマにはもっとポイントを獲れる力があると思う。レースで優勝したいし、チーム全体もそれに向けてがんばっている。後半戦で僕たちがどこまでやれるか、楽しみだね。
Q:ハンガリーGPに向けて調子はどうですか?
ライコネン:ハンガリーにいくのはいつも楽しみにしているよ。サーキットは一番とまではいかないけど、そこそこ難しいコースだね。夏休み前の最後のレースでもあるし、ブダペストは前半戦を終えるのにふさわしい素晴らしい都市だと思う。
ライコネン:いつだって夏休みがあるのはいいことさ。後半戦に向けてエネルギーを充電し直すって意味でも、シーズン中で一番大事な時期かもね。
Q:ハンガロリンクでの過去のレースを振り返って、自身の走りをどう評価しますか?
ライコネン:ハンガリーGPは一度優勝したことがあるし、2位も3回あった。とても暑いからいつも身体的にきついレースになる。でも、優勝するときだけはレース中につらいと感じないから、今年もそうなるといいね。
Q:ドイツGPでは、2位に入ったセバスチャンベッテル(レッドブル)に対してレース後にペナルティーが科されたため、最終的に順位が繰り上がり3位という結果になりました。表彰台を獲得できてうれしかったですか?
ライコネン:3位のポイントを獲得できたのは良かったけど、むしろトラック上でそうなりたかった。とはいえ、ホッケンハイムでは、スタートした時の順位(10位)からベストを尽くしたと思う。
ライコネン:雨の予選でもっと良いペースを見つけて上位にいれば、渋滞にはまらず上位陣にプレッシャーを与えられたんだけどね。でも、しょうがないさ。たしかにもうちょっといい結果を期待していた部分はあるけど、マシンはレースを通じていい走りをしていたし、たくさんのポイントをチームにもたらすことができたから、ブダペストにつながるプラス材料になったよ。
Q:ハンガリーGPに向けてチームの可能性についてはどう評価していますか?
ライコネン:チームはクルマの開発にとても一生懸命取り組んでくれているから、ハンガリーで競争力を発揮する自信がある。ハンガロリンクでの週末は大抵暑くなる。もう夏だから、こうなるのを待ち望んでいたよ。
ライコネン:優勝できなかったレースのあとにメディアの前で話すのは気が進むものではないね。レースに勝つことが好きなんだ。記者になんで勝てなかったのか説明するのは憂うつさ。目指している結果を得られることを祈るよ。
Q:ハンガロリンクで特に注意するところはどこですか?
ライコネン:低速で曲がりくねったコースだから、速いタイムを出すためにはターンの入り方とトラクション(加速)がとても重要になる。この2つを兼ね備えたクルマが強いと思う。
Q:ハンガロリンクはとても狭く、曲がりくねっていますね。予選は重要ですか?
ライコネン:追い抜くのが最も難しいサーキットといってもいいかもしれない。だから予選では最前列を獲る必要があるし、できれば路面がキレイなポールポジションが理想的だね。
ライコネン:これまでの予選の出来は正直言って良くないけど、暑いコンディションのレースでは良い結果を残してきたし、ライバルたちとは異なる作戦を機能させてきた。たとえ予選で最前列を獲れなかったとしても、なにも悲観する必要はないけど、そのぶんより厳しいレースを強いられることになる。どういう予選になるだろうね。
Q:ハンガリーGPには多くのフィンランド人ファンが応援に駆け付けることから、フィンランドGPと呼ばれることもあります。これについてはどうですか?
ライコネン:青と白のフィンランド国旗がなびくのを見るのは最高の気分だよ。僕たちフィンランド人ドライバーにとって、母国グランプリみたいだし、毎年たくさんのフィンランド人ファンが応援に来てくれる。彼らと一緒に勝利をお祝いできるようにがんばるよ。