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解雇のうわさもあるブルーノ・セナが名誉ある賞を受賞

2012年07月17日(火)9:42 am

ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)が、F1で頭角を現すことはこれまでになく難しくなっていると主張した。

15日(日)にセナは、イタリアで2012年のロレンツォ・バンディーニ賞を受賞した。この賞は同名のイタリア人ドライバーをしのんで1992年に設立され、キャリア初期に華々しい活躍を見せたドライバーに贈られる。

90年代後半以降の受賞者は、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、ジェンソン・バトン、ルイス・ハミルトン(いずれもマクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ロータス)、マーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテル(いずれもレッドブル)など、F1で長いキャリアと成功を飾っているドライバーばかりだ。

そのため、今年の受賞者にセナが選ばれたことは、多くの関係者にとって意外だった。セナは、昨年途中からロータス・ルノーGP(現ロータス)のシートを獲得、今年はウィリアムズからフル参戦しているが、今シーズン末までに解雇されるのではないかという憶測もある。

例年通り、授賞式はイモラ近郊にあるバンディーニの故郷ブリジゲッラで行われた。『Jornal da Tarde(ジョルナル・ダ・タルジ)』の記者として授賞式に出席したブラジル人ジャーナリストのリビオ・オリッキオは、今シーズンのセナについて、ウィリアムズに「良いクルマ」を与えてもらっているわりには、成し遂げたことは「あまりない」という評価を下している。

「今のF1で大きな結果を出すことは、誰にとっても難しい」とセナは述べている。

「これまでになく競争が激しくなっている。(F1で)ドライバーのレベルがここまで高いのはめったにないことだ」

「今のF1で頭角を現すということは、勝者だということを意味する」とセナは付け加えている。

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