F1バーレーンGP開催に反対する抗議デモの参加者が亡くなったと報じられている。
報道によると、警官隊とデモ隊が衝突した後にデモ参加者が遺体で発見されたという。抗議団体はなくなった男性を「F1殉教者」と呼んでおり、首都マナマから10kmもない建物の屋根の上に遺体が放置されたと主張している。
イギリスの『Sky News(スカイ・ニュース)』は、政府側がこの件に関しコメントを避けていると伝えた。
これに対しF1統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、「抗議活動が悪い結果を招くこともある」とイギリスの『BBC』へ語り、次のように続けた。
「われわれはスポーツの運営団体だ。抗議することはできるが、抗議すれば悪い結果につながることもある。しかし、もしグランプリが開催中止になっていれば、抗議活動も中止になったのだろうか」
そう話すトッドは、全チームがバーレーンGPの開催決行に賛成したとも明かした。
また、『AFP通信』は亡くなった男性の家族の話として、この男性が20日(金)の夜に抗議デモへ参加して治安部隊に逮捕されたと伝えた。