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ウィリアムズ、トト・ヴォルフの影響力が強まる

2012年04月14日(土)14:54 pm

ウィリアムズの首脳陣に現在変化が起こっている。

チーム創設者である現チーム代表フランク・ウィリアムズの後継者と考えられていたアダム・パーが先月、会長職から退いたのは記憶にまだ新しい。

さらに2月には、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンが「トト・ヴォルフ(ウイリアムズの株主)のような人物は(ウイリアムズで)もっと権限を持つべきだ」と発言し、さらなる波紋を呼んだ。

オーストリア出身の元レーサーでもある若手ビジネスマンのヴォルフは、ウィリアムズの株式15%を保有している。そしてヴォルフのチームへの影響力は、2012年に入ってからさらに大きくなったように見受けられる。

ヴォルフは、今年からウィリアムズにリザーブドライバーとして加入したバルテリ・ボッタスのマネジメントも担当。ボッタスは各グランプリの金曜午前中の走行も担当している。その上、自身の妻であると同時に現役レーシングドライバーでもあるスージー・ヴォルフが、開発ドライバーとしてウィリアムズと契約を交わした。

「アダム・パーの離脱に伴い、チームの全体的な構造を再構築している」とヴォルフは『APA通信』に語り、「それに関連して私の役割が大きくなったのかもしれない」と続けた。

だが、ヴォルフは組織のトップとしての仕事を担うことを狙っているわけではないと強調した。また、以前ウィリアムズからF1に参戦していた経験があり、今季から同チームでドライバーのアドバイザーのような役割を務めているアレキサンダー・ブルツの仕事ぶりを評価している。

「彼は素晴らしい人間であり、いいドライバーだ。大きな展望をよく見渡せている。彼は今でもF1での長いキャリアを継続させている」とヴォルフは、自身と同じくオーストリア出身のブルツについて語った。

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