「ウィリアムズはフェラーリより速い」とパストール・マルドナード
ウィリアムズは、どん底だった2011年シーズンから立ち直り、F1のトップチームから「そう遠くない位置にいる」。同チームのドライバー、パストール・マルドナードが語った。
ウィリアムズの2012年型車FW34は、今季から新たにルノーエンジンを搭載、元マクラーレンのチーフデザイナーだったマイク・コフランがテクニカルディレクターとして技術部門を率いている。マルドナードは、開幕戦オーストラリアGP予選で8番手を獲得。決勝でも、フェラーリのフェルナンド・アロンソと5番手争いを展開し、最終周でクラッシュしてリタイアしたものの、アロンソにプレッシャーを与える走りを見せた。
かつては何度もタイトルを獲得したウィリアムズだが、ここ数年は不振が続き、2011年に獲得したのはたった5ポイント、全12チーム中9位というチーム史上最悪とも言える結果に終わっていたが、オーストラリアGPでの走りは、名門復活の兆しと評価されている。
マルドナードも、開幕戦での走りが名門復活への第一歩となることを願っているようだ。マルドナードは、25日（日）に決勝が行われる第2戦マレーシアGPについて「面白くなるはず」と話した。
「マクラーレンとレッドブルは強そうだが、僕たちもそう遠くない位置にいる」マルドナードがこう言って自信を見せたとフィンランド紙『Turun Sanomat（トゥルン・サノマット）』が伝えている。
オーストラリアGPについても、「2回目のタイヤ交換をするまでは、マーク・ウェバー（レッドブル）のすぐ後ろを走ることができた」とマルドナードは語り、こう続けた。
「僕たちはフェラーリやザウバー、フォース・インディアより速いと思う」
マルドナードが最終周にクラッシュしたことで、ウィリアムズは10ポイント獲得をふいにした。これは2011年シーズン全体を通して獲得したポイントの倍である。
マルドナードは「ポイントはこの先必要になる」と認めながらも「でも今はリラックスしている」と語った。
