ドイツの有力紙『Bild(ビルト)』によると、メルセデスAMGはミハエル・シューマッハとの契約を2年間延長するよう画策しているとのことだ。
シューマッハは、通算91勝を挙げ、7度のF1王座獲得という前人未到の記録を打ち立てて2006年に引退。しかし、2010年に母国ドイツのメルセデスが設立した現メルセデスAMGから現役復帰を果たした。その際に両者の間で交わされた契約年数は3年間であり、今年でシューマッハの契約は満了を迎える。だが、シューマッハ本人は来年以降も現役を続行するか決めかねているようだ。
しかし、メルセデスAMG側は契約延長を望んでいるようで、「メルセデスAMGがシューマッハとの契約延長を望んでいる」と『Bild(ビルト)』は報じた。
その報道によると、メルセデスAMGは43歳のシューマッハに対し2年間の契約延長、つまり2014年まで残留をオファーしたとのことだ。
「他のどのドライバー候補よりも、まず先にシューマッハと交渉するだろう」とメルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンも認めている。なおシューマッハとブラウンは、シューマッハが初めてタイトルを獲得したベネトン(現ロータス)、そして1990年代後半から2000年代前半のフェラーリ黄金期もともに戦った盟友でもある。
これらの報道に対しシューマッハは「決断を下すべき時に決めるよ」とだけコメントした。