新たに発表された2025年のF1シーズンカレンダーには、いくつかの疑問符がつきまとっている。
来年も史上最多タイとなる24レースのカレンダーが待ち受けており、F1もFIA(国際自動車連盟)も、ラマダンのため3月16日の開幕戦はバーレーンではなくオーストラリアのメルボルンになるとの憶測を認めている。
FIAのモハメド・ベン・スライエム会長は、「イベントの地域化」によってレースの順序がより改善され、「遠征するスタッフの健康と幸福」が促進されることになると歓迎している。
■疑問点1:プレシーズンテストはどこ?
しかし、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』紙のトビアス・グルーナー特派員によると、まだいくつかの未解決の問題が残っているという。
「プレシーズンテストがどこで行われるかはまだ決まっていない」
「バーレーンは開幕戦ではないので、コストを削減するため南ヨーロッパでもう一度テストを行うのが望ましいだろう。しかし、バーレーンは2月のテストのためにF1サーキットをサヒールに呼び戻したがっていると聞いている。
「その利点のひとつは天候がより安定していることだが、マイナス面としては、スペアパーツの供給に関する物流の問題がある」。
■疑問点2:6つの「スプリント」はどこ?
もう一つの疑問点は、どのサーキットが「スプリント」週末フォーマットが割り当てられるかということだ。2025年には6つの「スプリント」週末が予定されている。
「F1当局はまだ各レースのプロモーターと交渉中だ。いつものように、勝者となるのは追加アクションのために最大のプレミアムを支払うことをいとわないレースだ」。