カルロス・サインツが2025年にメルセデスでレースをすることが決まったとする内部情報筋の話を複数の権威あるイタリア各紙が報じている。
■サインツにとって良い移籍ではない?
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙、『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』紙、『La Repubblica(レプッブリカ)』紙、その他のイタリア各紙が報じたおかげで、先週は単なる憶測に過ぎなかったことが、少しずつ現実に近づいている。
サインツの契約は1シーズンのみで、メルセデスのボスであるトト・ヴォルフの愛弟子、現在17歳のキミ・アントネッリが来年メルセデス・エンジンを搭載するウィリアムズで経験を積むための一時しのぎになるだろうという見方もある。
または、2025年と2026年の2年契約の可能性が高い、あるいは、少なくともサインツのメルセデス初シーズン以降、より自由度の高い「オプション」契約が結ばれる可能性が高いとの見方もある。
内部関係者は、好調なサインツにとって良い移籍になるかどうかはわからないという。
元レッドブル・ドライバーのロバート・ドゥーンボスは、『Ziggo Sport(ジゴスポルト)』に次のように語った。
「(フェルナンド・)アロンソでさえ、メルセデスと契約したくないと言っていたよ」
■メルセデスの本命はアントネッリか?
ルイジ・ペルナ記者は、アントネッリは来年18歳という若さでウィリアムズからデビューし、セルジオ・ペレスはレッドブルでマックス・フェルスタッペンの隣に残ると考えている。
サインツのメルセデス移籍に関しては、ドイツの大手紙『Bild(ビルト)』は、「今後数週間のうちに」契約が発表されることはないだろうと考えている。