ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、現在のボスであるトト・ヴォルフと「気まずい会話」をすることになりそうだ。
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7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは今年限りでメルセデスを離れるが、すでに移籍先のフェラーリで2025年シーズンに向けた準備を始めようとしている。
「どこかの段階で、トトと話を始めなければならないね」と39歳のハミルトンは鈴鹿サーキットで認めた。
「今年のこの時期にこんな立場になったのは初めてだから、どう切り抜けたらいいのかよくわからないんだ。でも今は、ここで最高の形でフィニッシュしたい。もちろん、将来への期待もあるよ」。
メルセデスが3年連続で競争力のないマシンをハミルトンに与えている為、ハミルトンはモチベーションを維持するのに苦労していると考える人もいる。
「僕は何よりもまず競争第一だから、勝ちたいんだ」
「来年のことを考えても、それはできない」。
しかし、事実上メルセデスのトップドライバーを受け継ぐことになったジョージ・ラッセルが現在ハミルトンより前にいて、将来に楽観的であることはまったく驚くことではないだろう。
「誰にでもいつかはチャンスが巡って来ると思うよ」とラッセルは『AFP通信』に語った。しかし、そのチャンスは2026年まで来ないかもしれないと彼は考えている。