カルロス・サインツがフェラーリのコックピットに復帰するため、オーストラリアのメルボルンに降り立った。
29歳のスペイン人ドライバーのサインツは、サウジアラビアGPの1日目走行後、盲腸の緊急手術を実施することになったため、急遽18歳のルーキー、オリバー・ベアマンが代役出走した。
そのベアマンは今週末もスタンバイしている。しかし、スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』の特派員であるミゲル・サンスによると、サインツはオーストラリアでのレースに間に合わせるつもりだという。
サインツは、サウジアラビアでの手術の翌日にジェッダのパドックに戻った際は、明らかに痛みが残っていた。
しかし月曜日の朝、メルボルンに降り立つと、サウジアラビアの時と比べて、「体調も精神状態もはるかに良く」、「落ち着いた無理のない歩き方で、空港内を楽に移動していた」という。
サインツが受ける次のテストは木曜日で、アルバート・パークでFIA(国際サーキット)のメディカルテストを受けることになっている。
「最も重要なのは間違いなくコックピット脱出テストだ」とサインツは語った。
「ドライバーは5秒以内にセーフティハーネスのバックルを外し、ステアリングホイールを取り外すことができなければならならず、その後クルマを離れ、さらに5秒以内にステアリングホイールを元の位置に戻さなければならないんだ」。