2024年3月18日、第108回インディアナポリス500に挑戦する佐藤琢磨(47歳、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)のマシンカラーリングが発表された。
3度目の優勝をかけて挑戦する佐藤琢磨を長年サポートしてきた日本企業がサポートしている。
今シーズン操るマシンのメインスポンサーは、工作機械のグローバルリーダーでシートメタル産業のサプライヤーでもあるアマダ・アメリカだ。
■佐藤琢磨のコメント
「第108回インディ500への挑戦を、素晴らしい日本企業にサポートしていただくことが決まりとても嬉しく思っています。パナソニック・オートモーティブ、ニテラ、デロイト トーマツ、NAC、ホンダ、HRC、そしてインディカー・シリーズへの参戦を長年にわたって応援してくださっている全ての関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます」
「今年、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからの参戦を、アマダという伝統ある企業にサポートしていただくことにも感謝申し上げます。こうしたたくさんの企業のロゴを掲げたマシンの仕上がりと見栄えは素晴らしく、デザインがどこか懐かしいテイストで表現できたことも誇りに思います」
「自分にとってはこの上なく幸せなことで、ファンの皆さんにも楽しんでいただけることを願っています。いまからスタートが待ち切れません」。
■RLLで3勝目を狙う
佐藤琢磨は2012年、そして2018年から2021年までRLLとともにNTTインディカー・シリーズを戦ってきた。
これまで通算6勝のうち4勝はRLLで勝ち取ったもので、これには2020年のインディ2勝目も含まれている。
2023年は強豪チップ・ガナッシ・レーシングからオーバル・レースに出場した佐藤だったが、今季は古巣のRLLに戻り、通算15回目となるインディ500に挑戦する。
佐藤琢磨は、F1で90戦に出場した後、2010年にインディカー・シリーズにデビューし、それ以来220戦に参戦してきた。これは現役ドライバーの中で6番目に多く、全参戦ドライバーのなかで22番目に多い記録だ。
表彰台は14回中10回、ポールポジションは10回中3回がRLLとともに獲得したもので、相性の良いチームだ。