急遽フェラーリからF1デビューを飾ったオリバー・ベアマン(フェラーリ)の印象的な走りは、来シーズンのメルセデスF1のシート争いに影響を与えそうだ。
●【F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
木曜日のプラクティスではカルロス・サインツ(フェラーリ)は食中毒と思われる症状に見舞われたが、その翌日に虫垂炎(いわゆる盲腸)と診断され、18歳のフェラーリ・リザーブドライバー、オリバー・ベアマンが起用された。
ルーキーのベアマンは予選でシャルル・ルクレールのペースに0.5秒及ばず、Q3進出を逃したが、ピットレーン内外から高い評価を得ている。
■メルセデスF1の後押しに?
それはメルセデスF1のトト・ヴォルフ代表にとっても朗報で、F2でベアマンのチームメイトで同じティーンエイジャーで17歳のキミ・アントネッリが、ルイス・ハミルトンに代わって来年F1に参戦する可能性があるからだ。
「F2カーからあのような少年をフェラーリに乗せれば、すぐに競争力を発揮できることが分かった。次の世代にとって有望だ」とメルセデスF1の代表は語った。