F1は、マクドナルドとこの地域のフランチャンズを運営するアルコス・ドラドスと、ラテンアメリカにおけるF1のリージョナル(地域)・パートナーとして複数年契約を発表した。F1はラテンアメリカで観客動員数を伸ばし続けているが、同地域における初の試みとなる。
■F1はメキシコとブラジルで大人気
メキシコ・シティとサンパウロでグランプリが開催され、F1の歴史を通じてこの地域を代表するドライバーが数多く輩出されてきたことから、F1はラテンアメリカで長い間大きな存在感を示してきたが、近年、その観客数は大幅に増加している。この地域のファン層は現在1億5,000万人を超えており、メキシコでは過去4年で2人に1人近くがF1を見始めている。
この成長はSNSを通じても顕著で、F1公式FacebookとInstagramチャンネルのフォロワー数でブラジルとメキシコはともに世界トップ5に入っている。2023年シーズンはラテンアメリカで累計2億人のテレビ視聴者を記録したほか、メキシコは40万1,000人、サンパウロは26万7,000人という記録的な観客動員数を記録した。
■マクドナルド内でF1観戦
今回の提携により、マクドナルドはレース当日だけでなく、地域にある2,300以上の実店舗とブランドのモバイルアプリの良いところを組み合わせて、質の高い、パーソナライズされた体験を提供することで、ファンは新たな方法でF1と関わることができるようになる。
マクドナルドはまた、ラテンアメリカでのみ放送されるバーチャル・トラックサイド・サイネージを通じて、レースの週末を見られるようになる。