F1界にまた新たなスキャンダルが勃発した。今度はFIAのモハメド・ベン・スラエム会長がスポットライトを浴びている。
●【2023F1第2戦サウジアラビアGP】フェルナンド・アロンソは3位だったが・・・
イタリア『La Repubblica(レプブリカ)』、フランス『L'Equipe(レキップ)』、イギリス『BBC(BBC)』などの有力紙によると、すでにF1の権力闘争や告発の対象となっているこの62歳のベン・スラエム会長は、F1スチュワードの仕事を妨害したとして告発されているという。
「会長は2023年F1サウジアラビアGPの際、フェルナンド・アロンソに科せられたペナルティを解除しようと介入したとされている」と『La Repubblica(レプッブリカ)』は報じている。
「(FIAの)倫理委員会は1カ月半以内にこの件について裁定を下す予定だ」。
FIA関係者は、ベン・スラエム会長が中東・北アフリカ担当副会長に電話をかけ、アラムコがスポンサーを務めるアストンマーティンに科せられたペナルティを撤回するよう求め、その結果アロンソが表彰台を維持したと主張していると言われている。サウジアラビアの国営石油会社アラムコはF1の主要スポンサーでもある。