RBのCEOは、親チームであるレッドブル・レーシングとの関係が以前よりも緊密になっていることは問題ないと主張している。
■マクラーレンCEOは2チームの提携を非難
マクラーレンのザック・ブラウンCEOは、レッドブルが所有する2つのF1チームの技術提携をより緊密なものにしたことで「A-B」チームと表現して非難している。
マクラーレンのブラウンCEOは「コンストラクターの定義は、知的財産を独自に開発することだ。FIAは本当にそれについて何かする必要がある」と主張する。
■角田裕毅、優勝マシンから知識を得られるのはポジティブ
レッドブル・レーシングが、2022年から2023年のメルセデスに酷似した2024年型マシンのコンセプトを発表してF1界を驚かせた後、新たに『ビザ・キャッシュアップ』と名付けられたRBのマシン『VCARB01』にも不審なほど似た特徴があることに気づいた者もいる。
RBドライバーの角田裕毅は、チームが超強力な姉妹チームと緊密になれたことを喜んでいる。
「もちろん、僕たちがどこまで協力できるかという範囲にはルールがありますし、そのルールは誰にとっても同じです。どこまで緊密に協力し合えるのかはこれからですが、優勝マシンから少しでも知識を得られるのは、間違いなくポジティブな兆候だと思います」。
■レギュレーションの範囲内と反論する新CEO
VCARBのピーター・バイエル新CEOは、レッドブル勢は何も悪いことはしていないと主張する。
「すべてのチームは厳重な監視下に置かれている。もちろん、レッドブル・レーシングとビザ・キャッシュアップRBは協力しているが、許される範囲内だ。レギュレーションは非常に正確だ」
そしてバイエルは、アルファタウリがコンストラクターズランキングで最下位に沈んでいた2023年の早い時期にも、両チームは協力していたと語った。「遅れをとっているときは、F1では誰も興味を示さないものだ」と彼は主張した。