ダニエル・リカルド(RB)は2025年に向けてレッドブルのF1トップチームへの復帰を視野に入れていることを否定していない。
一部の関係者は、もしセルジオ・ペレスが苦戦を続ければ、今年のシーズン半ばに移籍が実現する可能性さえあると考えている者もいる。
そうなると、34歳のリカルドが現在乗っている『RB』のシートは空くことになり、リアム・ローソンが乗る可能性が高くなる。しかしリカルドは、まだ浮かれてはいないと言う。
「レッドブル・レーシングへの復帰はより大きなビジョンだ」とバーレーンのテストで語ったと『Speed Week(スピードウィーク)』が伝えている。
「でも、正直なところ、今は考えていないよ。今はここでの仕事に全力で集中したいと思っている。他のことを夢見ても意味がないからね。昨年は僕の貢献が認められたし、これからもここで貢献したいんだ」。
■リカルド、レッドブルF1を狙う
実際、レッドブルのジュニアチームが昨シーズン半ばに同じように成績不振だったニック・デ・フリースを追放したが、リカルドはその数カ月前にマクラーレンから解雇されていた。マクラーレンの苦境に疲れ果てていたことを認める一方で、この冬の間、自身の新しいF1ボスたちとは「常に電話をしていた」と主張する。
「自分でも少し驚いているのけど、僕は仕事や運転に熱心なんだ。それは僕にとって、シーズンへの準備ができているという紛れもないサインなんだ」
「全然休みって感じじゃなかったけど、僕の2023年は普通じゃなかったから、休みは必要なかったんだ。その(レッドブルの)シートに無理矢理でも自分を押し込むくらい、ここでいいパフォーマンスを見せたい」。