カルロス・サインツ(フェラーリ)の有名な父親が、アウディ・ファミリーに加わる可能性についてフェラーリ・ドライバーと話し合うと語った。
29歳のサインツは、先週末のダカール・ラリー最終ステージのフィニッシュラインにいた。
61歳のラリー界のレジェンドであるサインツ・シニアは今年のダカール・ラリーでアウディをドライブしており、ドイツのフォルクスワーゲン傘下のアウディは2026年にザウバーとともにF1に参戦することも決まっている。
サインツは現在、フェラーリとの2025年以降の契約延長を強く求めている。サインツには数カ月前からアウディへの移籍の可能性が取り沙汰されており、彼の父も息子だけでなく、すべてのF1ドライバーが「アウディというブランドに敬意を抱いているはずだ」と同意している。
アウディは、彼らがそれぞれのプロジェクトにどれだけ真剣に取り組んでいるかをよく知っているから、保証されたようなものだと思う」とサインツ・シニアは『motor.es』に語っている。
「ドイツ人のメンタリティがモータースポーツの世界で何を意味するのか、その長所と短所もよく知っている。しかし、我々はフォルクスワーゲン・グループとアウディを尊重しなければならない」
■アウディが成功するのは時間の問題
アウディはスイスのF1チーム、ザウバーの75%買収を進めているが、サインツ・シニアはこのプロジェクトが実を結ぶには時間がかかるかもしれないと認めている。
「F1が少し特殊な世界であることは誰もが知っている。しかし、彼らが成功するのは時間の問題だと思う」
「水晶玉を持っているわけではないが、しかし、アウディがF1に参戦するのであれば、私は敬意を表する。そして、彼らは良いプロジェクトにするために全力を注いでくれると思う」。
■家で息子と話す
そしてサインツ・シニアは、アウディへの移籍がもたらす可能性のあるメリットを息子に説明することを認めている。
「もちろん、私はアウディ・ファミリーの一員だし、カルロスの家にいる時は、将来のアウディ・チームのあり方について話したり、意見を交換したりするのは論理的なことだ」。