ウィリアムズ・レーシングは、松井沙麗(13歳)がウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー(Williams Racing Driver Academy)に加入すると発表した。
同時にフランス人F4王者アレッサンドロ・ジュスティ(17歳)の加入も発表し、スポーツ・ディレクターのスヴェン・スメッツは次のようにコメントした。
「アレッサンドロとサラをウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの新メンバーとして発表できることを嬉しく思う」
「サラはカート界の新星の一人で、母国日本で有望な結果を残し、2022年のガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズのファイナリストでもある」
「我々は、2024年とその先のレースに向けて、彼らの成長をサポートすることを楽しみにしている」。
アレッサンドロとサラの2人は、ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員として、チームの全面的なサポートと指導を受けることになる。
■松井沙麗、ヨーロッパへ
松井沙羅は2010年生まれの13歳。5歳でカートを始め、数々のカートシリーズに参戦。2022年はガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズ・ファイナリストとしてドライバー・アカデミーに加わった。
2023年はHONDAレーシングスクール(HRS-Kart)に通ってきた。また、OK-Nジュニア・チャンピオン・オブ・フューチャー・アカデミー・プログラムでも、世界から24人が参加する中、総合8位という好成績を残した。
また、昨年末のホンダレーシング・サンクスデー直前にもてぎで行われたHRS特別講習会では、レースをリードし、迫ってきた角田裕毅(アルファタウリ)を抑えて優勝している。最終ラップで角田裕毅が仕掛けたもののF1ドライバーがスピンするほど素晴らしいレースを展開した。
2024年シーズンは、カートリパブリックからOK-Jクラス、F1アカデミーがサポートするカートレース、2024チャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミーにも出場する。
松井はプレスリリースの中で次のようにコメントしている。
「ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員になれたことを光栄に思いますし、このような歴史あるチームで働ける機会に感謝しています」
「ヨーロッパで経験を積むのが楽しみですし、シーズンが始まるのが待ちきれません!」
ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーは、将来の才能を育成するためのプログラムで、ドライバーの成長をサポートし、業界のトップレベルでレースをするために必要なスキルを身につけるために、サーキットの内外でサポートする。