フェラーリドライバーのカルロス・サインツの父親は、バルセロナがマドリードにF1レース開催地を奪われても悲劇ではないと語った。
著名なラリードライバーであるカルロス・サインツ(61)とフェラーリをドライブする同姓同名の息子カルロスはともにスペインの首都マドリード生まれであり、現在、2026年から“半都市型(セミアーバン)コース”でグランプリを開催することに関係している。
「スペインでグランプリを開催することは不可欠だ」とサインツの父の言葉をスペインのスポーツ紙『AS』が伝えている。
「最終的に1回になるか2回になるかはわからない。しかし、マドリードでグランプリが開催されることが現実になることが確認されれば、想像できるように、私はとてもハッピーだ」。
「マドリードという場所は、論理的に言えば無敵の場所だろう。世界の中でも無敵だ。それに、この街がどんなところか知ることができたら素晴らしいだろうね」。
父サインツにとってさらにうれしいのは、自分の息子が生まれ故郷でレースをするのを見られることだ。
「もしそれが実現し、その瞬間にカルロスがF1でレースをすれば、それはまたとない素晴らしいものになるだろう。自分の街でレースをすることは、とてもラッキーなことだ。カルロスはそのグランプリを大いに楽しむことになると思う」。
しかし、マドリードがカレンダーに追加された場合、F1がバルセロナでもレースを続ける可能性は非常に低いという事実に憤慨する者もいる。
「カタルーニャは長年F1を開催しており、楽しんできた。グランプリが常に同じ場所で開催されなければならないというルールはない。(かつての開催地)ヘレスでもそうだったことを忘れてはならない」と語った。
■マドリードなら無駄金と言われることはない
しかし、F1はまだマドリードGPの契約を発表しておらず、一部の関係者はイベントを開催しようとしている者たちが正しい手順を踏んでいないと警告している。
「誰が決定権を持つにせよ、実現すれば完全な成功になると確信している」
「これは民間の取り組みでもあるので、誰も誰かを指差して無駄金だと言う事はできないだろう」とサインツの父は語った。