元F1ドライバーのクリスティアン・アルバースは、レッドブルで権力闘争が続いているのは明らかだと語った。
今年初め、エナジードリンク会社の共同設立者で最高責任者のディートリッヒ・マテシッツの死から1年が経過する前に、F1界の権力者であるヘルムート・マルコ博士とクリスチャン・ホーナーとの間に分裂の噂が流れ始めた。
オランダ人の元F1ドライバーであるアルバースは『RTL GP』誌に、「あの劇的な出来事が起こった瞬間が、エゴのぶつかり合いになると言った最初の瞬間でもあった」と語った。
オーストリアの同胞であり、長年の友人であるマルコとマテシッツの緊密な同盟関係が終わったことを考えると、アルバースはレッドブル・レーシングのチームボスであるホーナーが攻撃のタイミングを察知したと考えている。
「ホーナーは単独で支配することに集中しており、そのポジションを獲得するために努力していることがわかる」とアルバースは主張する。
■きっかけはリカルド?
シーズン半ばにニック・デ・フリースを追放し、ダニエル・リカルドを後任に据えたことが権力闘争の中心にあったとアルバースは考えている。
「ホーナーは明らかにリカルドを再びマックス(フェルスタッペン)の隣に置こうとしているように感じる。「たとえ(セルジオ)ペレスが完璧な契約を結んでいたとしてもね」
「だから彼らは(リアム・)ローソンをキープして待機させているんだ。なぜならペレスのエゴが大きすぎて、アルファタウリには戻れないからだ」。