「Honda Racing THANKS DAY 2023」(モビリティリゾートもてぎ)でスーパーフォーミュラ(SF)で2度のチャンピオンである野尻智紀が、レッドブルF1のRB16Bをドライブした。デモランであっても、これまではレッドブルF1の契約ドライバーがドライブしてきたが、ホンダのドライバーで日本人がレッドブルF1をドライブしたのはこれが初だろう。
■F1との違いはパワー
ファンの前で初走行を披露した野尻智紀は、この日のために新調したレッドブルF1のレーシングスーツに「これカッコ良くないですか!?スーツ、シューズ、グローブ、すべて作ってもらった」と興奮気味。
また、事前にレッドブルF1からは「これをやったら壊れる、あれをしたら壊れると脅されていた」と明かしたが、F1でコースインすると「そういうことも忘れるくらいすごく興奮しました」とインプレッションを語った。
F1とSFの違いについて、ブレーキングの感覚については「近い」と語り、「F1へのステップにすごく有効だと身をもって感じました」とSFの位置付けについて語った。
また、最も違う点としては「パワー」ということで「予選ではもっとパワーが出ていると思いますが、SFに比べてパワーは感じました」と語ったものの、「すぐに慣れました」とSFで2冠を獲得した適応能力の高さを見せた。