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レッドブル首脳、ペレスは「単に不運なだけ」その理由は? 2024年F1シーズン24戦全勝は「幻想」だが「来年もF1王者になれる」

2023年11月29日(水)18:42 pm

2023年F1シーズンはまさにレッドブルとマックス・フェルスタッペンの独壇場だったと言っていいだろう。

全22戦で行われた2023年のF1だが、第16戦シンガポールGP以外の21レースは全てレッドブルが勝利。そして、そのうちの19勝をフェルスタッペンがあげている。

2024年も基本的には同じ技術レギュレーションのもとで行われることから、来年もレッドブルとフェルスタッペンの優位性が大きく損なわれることはないと考えられている。

■フェルスタッペンは来年もF1チャンピオンになれるとマルコ

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も、フェルスタッペンが2024年に4年連続で通算4回目のF1ドライバーズタイトルを手にすることになるだろうと母国オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙に次のように語っている。

「私はマックスにはそれができると思っているよ」

「彼がまたF1チャンピオンになる可能性はかなり高いだろう。ただ、22戦21勝だった今年のようなシーズンを繰り返す可能性があるとは思っていないがね」

■2024年に24戦全てが開催される保証はない

しかし、今季の強さを考えれば、2024年には予定されている24レース全てで勝利する可能性もあるのではないかと尋ねられたマルコは、次のように答えた。

「我々にそれができるというのは幻想だよ」

「しかし、まずは実際に24レース全てが行われるかどうか様子を見ていこう。今年はイモラ(第6戦エミリア・ロマーニャGP)が自然災害のためにキャンセルされたじゃないか」

「そして、世界で起きていることに目を向ければ、全てが計画通りに進むと考えるのは非常に楽観的だよ」

■シート喪失の噂もあるペレスは「単に不運なだけ」

一方、マルコは、レッドブルが2023年シーズンにドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得しただけではなく、チーム史上初となるドライバーズランキング1位2位独占を達成することができたことにより、セルジオ・ペレスがシートを失うのではないかとの噂もやっと収まるはずだと考えている。

「我々には素晴らしいマシンと非常にモチベーションの高いチームがある」

「しかし、これほどまでに圧倒できた決定的な違いは、多くの人たちも徐々に理解してきているが、マックス・フェルスタッペンという要素なんだ」

そう語った80歳のマルコは、次のように付け加えた。

「セルジオ・ペレスは、トップドライバーであるにもかかわらず、悪口を言われてきた。彼は単に不運なだけだよ。世紀の才能を持つチームメートがいることがね」

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