アメリカ大陸3連戦の2戦目、F1第20戦メキシコGP(アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス、メキシコ・シティ)決勝レースで、地元の英雄セルジオ・ペレス(レッドブル)がターン1で接触、リタイアした。
●【2023F1第20戦メキシコGP】ペレスがリタイア・・・決勝レース・全セッションの結果
スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)やシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップを争う中、5番グリッドスタートのペレスは2台のスリップストリームを使いながら長いストレートで加速し、アウト側に出てターン1に入ろうとした。
イン側にフェルスタッペン、真ん中にルクレール、そしてアウト側にペレスだ。
しかし狭いターン1で3ワイドは無理があり、切り込みすぎたペレスとルクレールが接触し、ペレスは空中に跳ね上がってコースアウト!
ルクレールはサンドイッチ状態で避けようがなかった。
跳ね上がってスピンしたペレスは広いエスケープゾーンのおかげでウォールへのクラッシュは避けられ、なんとか再スタートを切ったもののダメージを受けており、なんとかピットへたどり着いた。
タイヤ交換をした後、マシンをチェックするレッドブルF1のピットクルー。長いピットストップだ。レッドブルは何とかしようとしているが・・・ダメージが大きすぎてリタイアを告げられると、ペレスは悔しそうにステアリングを叩いた。
ガレージに入った後もペレスはマシンを降りず、クルーは穴の空いたサイドポンツーンを外してコース復帰の可能性を探るが、ダメージ具合を見たエンジニアは首を横に振る・・・。
悔しそうなペレスはしばらくしてからマシンを降りている。