アウディの2026年からのF1新規参入に向けた計画に変化はないようだ。
フォルクスワーゲン傘下のアウディは、ザウバー(現アルファロメオ)を買収して2026年からF1に参戦することを明らかにしている。
だが、少し前から、アウディのF1プロジェクトがうまく進んでおらず、この契約から手を引くか、もしくは同じくフォルクスワーゲン傘下のポルシェにその権利を譲渡するのではないかという噂がささやかれていた。
しかし、今週スペインのマドリードで開催されたイベント『アウディ・サミット・フォー・プログレス』において、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)のナタリー・ロビンCEOがアウディのF1参戦計画に変更がないことを示唆した。
「モータースポーツの世界にとって非常に重要なメーカーがF1に参入するのは喜ばしいことです」
かつて日産、ダイムラー・クライスラー、ボルボなどでマネジメント職を歴任し、昨年9月にFIA初のCEOに就任したロビンはそう語ると、次のように付け加えた。
「アウディは権威あるブランドです」
こうした中、アウディに関しては新たな噂も伝えられている。
フィンランドの『Ilta Sanomat(イルタ・サノマット)』紙によれば、アウディはすでに2026年のドライバーラインアップ確定に向けて動き出しており、早ければ2025年にもニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)とエステバン・オコン(アルピーヌ)がザウバーに移籍する可能性があるという。