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ブリヂストンがF1への関心を公式に認める 2029年に19年ぶりに復帰の可能性?

2023年10月12日(木)18:14 pm

ブリヂストンがF1復帰に関心を持ち続けていることを認めた。

■2027年まではピレリ継続が決定

F1とF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、現在の公式タイヤサプライヤーであるピレリが2027年までF1タイヤ供給を継続することを正式に発表している。

伝えられるところによれば、その契約には1年の延長オプションが設けられていると考えられており、実際には2028年までピレリがF1にタイヤ供給を行う可能性が高くなっている。

しかし、実際のところ、今回のFIAの入札にはかつて1997年から2010年までF1タイヤサプライヤーを務めていたブリヂストンも参加しており、FIAはピレリと共にブリヂストンにもタイヤサプライヤーを務める資格があると認定している。

だが、最終的にはF1オーナーのリバティ・メディアが運営するF1運営会社であるFOG(フォーミュラ・ワン・グループ)との間で行われた交渉において、現時点においてはピレリの方が適任だという判断がなされたようだ。

■F1からも高評価を受けたブリヂストン

ブリヂストンは10日(火)に出した声明の中で次のように語っている。

「FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)はグローバルなモータースポーツの最高峰として素晴らしいプラットフォームと認識しており、『サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動』を推進していくにあたり、様々な可能性の一つとして検討を進めていました」

「今年実施された次期タイヤサプライヤー選定への入札に関しては、真摯にFIAやFOGと継続した緊密なコミュニケーションを実施し、当社の先進的なサステナビリティへの取り組みや技術イノベーションを反映した提案をさせて頂きました」

そして、ブリヂストンの石橋秀一CEOはその声明の中で次のようにコメントしている。

「今回の応札では、F1に携わることは実現しませんでしたが、求められるレースコンディションに合わせ『究極のカスタマイズ』を実現するENLITEN技術を含めた当社の技術優位性や、バリューチェーン全体におけるサステナビリティの取り組みはFIAやFOGからも高く評価されたものと認識しています」

■2029年にはブリヂストンのF1復帰が実現?

噂では、イタリアのピレリは2028年シーズンを最後にF1から撤退するのではないかと言われており、そうなれば2029年にブリヂストンがタイヤサプライヤーとしてF1復帰する可能性も高くなりそうだ。

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