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【F1カタールGP】今季王者フェルスタッペン49勝目!マクラーレンW表彰台、ラッセルは同士討ちから挽回4位、角田15位。サインツ欠場、急遽タイヤ18周制限&暑すぎ体調不良リタイアなど厳しい戦いに

2023年10月09日(月)3:45 am

F1第18戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)の決勝レースが行われ、昨日3度目のワールドチャンピオンを決めて歴史に名を刻んだばかりのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が49勝目を挙げた。

●【2023F1第18戦カタールGP】全セッションの結果・開催スケジュール

2位は昨日のスプリントでF1初優勝を経験したルーキーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位はランド・ノリス(マクラーレン)で、マクラーレンはダブル表彰台を獲得した。

レッドブル・レーシングと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、角田裕毅は15位、リアム・ローソンは17位だった。

■前代未聞のタイヤの周回数制限ルール

レース前、前代未聞のルールが急遽決まった。昨日の19周のショートレース『スプリント』終了後、FIA(国際自動車連盟)とピレリはチームと協議をした結果、安全上の理由から日曜日のカタールGP決勝レースで「タイヤは最大18周に制限」すると正式発表。昨日は「20周」で検討していたが、2周減算した。これにより、19周以上のロングランはルール違反となり、タイヤ戦略も大きく変わることになる。

■サインツが欠場、ペレスはピットレーンスタート

カルロス・サインツ(フェラーリ)のマシンに燃料システムのトラブルが見つかり、フェラーリは修復不可能と判断し、レース1時間前に欠場を決めた。

セルジオ・ペレス(レッドブル)は昨日のクラッシュの影響で、「シャシー01」が修復不可能なほど損傷したため「シャシー02」を組み立て、パワーユニットも交換したため、ピットレーンスタートになることが決まった。

昨日、3冠の世界チャンピオンという歴史に名を刻んだばかりのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、特別に用意していた紺と金のチャンピオンヘルメットを被って臨んでいる。

■F1カタールGP:レポート

■ラップ1
ライトアウト!スタート!
3冠の世界チャンピオンになったばかりのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がジョージ・ラッセル(メルセデス)を牽制しながらターン1へ!

そのターン1でメルセデスの2台がクラッシュ!ルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイヤが飛んでしまった!ジョージ・ラッセル(メルセデス)もダメージがあると無線で伝えている。

ここでセーフティカーが入った。

■ラップ2
ラッセルがピットインしてミディアムタイヤに交換。今回はタイヤの周回数制限があるため、ラッセルは厳しい戦いになりそうだ。

ハミルトンは「チームメイトに当てられた」と伝えてマシンを降り、ラッセルは無線で「****!2戦連続だよ!」と激怒したが、その後冷静になって「みんなごめん、後ろを見てなかった」と謝罪した。

■ラップ5
レース再開!今度は大きな問題もなく再スタート。

角田裕毅(アルファタウリ)は8番手を走行中だ。

■ラップ6
ターン1で角田裕毅がニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に仕掛けるがここは抜けない。

【ヒュルケンベルグ:10秒ペナルティ】
そのヒュルケンベルグに10秒ペナルティ!

■ラップ7
リプレイ映像が出た。ヒュルケンベルグは14番グリッドだったが、欠場したカルロス・サインツ(フェラーリ)の12番グリッドに着いてスタートしてしまったため、10秒ペナルティが科せられた。ベテランらしからぬミスだ。

■ラップ8
3番手アロンソはマーブルに乗ってワイドになり外に出てしまった。2番手ピアストリはしばらく後ろからの攻撃にさらされることはないだろう。

アルボンが角田に仕掛けたが守り切り、賢明なアルボンは無理することなくその動きをやめた。

■ラップ9
ラッセルは猛追して12位まで浮上してきた。

■ラップ10
角田がピットインしてミディアムタイヤに交換、最後尾の18番手でコースに復帰した。

■ラップ11
オコンもピットインしてミディアムタイヤへ交換。タイヤの周回数制限があるためこのレースは動きが激しくなりそうだ。

■ラップ12
アロンソやガスリーも続々ピットイン。各チームは自分たちのタイヤの周回数制限を気にしつつ、ライバルの動きにも注意しなければならない。

■ラップ13
ローソンはトラックリミットにより警告のブラック&ホワイト旗が出された。あと1回でタイムペナルティを科せられる。

■ラップ14
徐々にタイヤの周回数制限が近づいている。

■ラップ15
ラッセルは2度目のピットに入り、2番手から15番手まで後退した。

■ラップ16
上位4台はまだピットインしていないため、次のラップの終わりにピットインする予定だ。その4台はフェルスタッペン、アルボン、ペレス、ジョウだ。

すでにピットストップを終えているボッタスは5位まで上がっている。面白い展開になってきた。

■ラップ17
フェルスタッペンに「このラップの終わりにボックスだ」と伝えられた。18周の制限の中、17周走ったことになる。

■ラップ18
まだタイヤ交換をしていないアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がトップ。もう一人のジョウ・グァンユ(アルファロメオ)も3番手だ。

■ラップ19
ピットイン後、アルボンは14番手、ジョウは17番手でコースに復帰した。

■ラップ20
ヒュルケンベルグはペナルティにより最下位に転落した。

■ラップ21
リタイアに終わったハミルトンのコメント
「今日は良いポイントを獲得するチャンスがあったのに、チームには本当に申し訳ないと思っている。後ろからタグを感じたが、ジョージにはどこにも行くところがなかったと思う。僕はもちろん責任を負うよ。かなりつらいよ、僕にこんなことが起こるのはまれなことだ」。

■ラップ22
2回目のピットインが始まった。ボッタス、ストロール、マグヌッセン、ローソンが入っている。4台ともハードタイヤだ。

■ラップ23
トップ10圏内でDRSが使えているのは7番手ラッセルだけだ。

■ラップ24
ウィリアムズ代表のジェームス・ヴォールズは、トラックリミットに関してドライバーに何らかのペナルティが課せられるのは間違いないと考えているようだ。

■ラップ25
すでにローソン、アルボン、ペレスがブラック&ホワイト旗をだされている。

■ラップ26
アロンソ「シートが熱いんだけどピットストップで何かできることはあるか?」

■ラップ27
【セルジオ・ペレス(レッドブル):5秒ペナルティ】
トラックリミット違反を繰り返したベレスに5秒ペナルティが出された。

ランキング3位のハミルトンがリタイアしているだけに、ランキング2位で現在4番手を走行中のペレスはポイントを確実に稼ぎたい場面のためこういうミスは避けたい。

■ラップ28
ノリスやアルピーヌもピットインしている。

■ラップ29
フェルスタッペンは2位のラッセルに20秒以上リードしている。

ペレスは3位を走行中だが、ペナルティを受ける予定だ。

■ラップ30
1周目で2台が絡んだメルセデスだが、トラックリミットを守っている限り、ラッセルの4位は可能だと考えているようだ。

■ラップ31
ペレスが5秒ペナルティを受けてからミディアムタイヤに交換し12番手でコースに復帰した。

■ラップ32
アルボンはハードタイヤに交換し13番手でコース復帰したが角田裕毅に抜かれてしまった。

■ラップ33
アロンソがオーバーラン!砂煙が上がるがコースに復帰。

リプレイ映像ではターン2入口の外側の縁石でバランスを崩してコースアウトした。

これでアロンソは7番手だ。

■ラップ34
フェルスタッペンがピットインしてハードタイヤに交換。トップでコース復帰している。

■ラップ35
先ほどのアロンソがコース復帰した際、すぐ後ろからフェラーリのルクレールが来ていたため、これが「危険なコース復帰」として記録された。

■ラップ36
サージェントは気分が良くないようだ。現時点では18位に落ちている。チーム側は、彼はヘルメットの中で吐くかもしれないと話している。「彼は元気だったし、(レースが始まる)前には何の症状もなかった」とヴォールズ代表は述べている。

■ラップ37
ルクレールは5位、アロンソはペナルティを受ける可能性があるものの6位に回復している。

■ラップ38
ペレスにトラックリミット違反の調査が入った。またペナルティにならないように気を付けて走らなければならない。

■ラップ39
ホームストレートでジョウ・グァンユ(アルファロメオ)が角田裕毅をオーバーテイク!角田裕毅は15位に落ちた。

■ラップ40
レッドブルF1からペレスへトラックリミットに気を付けろと警告が入った。

■ラップ41
【セルジオ・ペレス(レッドブル):5秒ペナルティ】
トラックリミット違反によりペレスにまた5秒ペナルティが科せられた。

サージェントはまだ気分が悪く、やめるべきだと訴えた。サージェントは最下位まで順位を下げている。

■ラップ42
サージェントはリタイアした。

■ラップ43
悔しがるサージェントに「大丈夫、大丈夫」とサージェントのレースエンジニアがなだめた。来季の契約もかかっているため、プレッシャーはかなり大きいかもしれない。

【ランス・ストロール(アストンマーティン):5秒ペナルティ】
ストロールがトラックリミット違反により5秒ペナルティが科された。

■ラップ44
【ピエール・ガスリー(アルピーヌ):5秒ペナルティ】
ガスリーがトラックリミット違反により5秒ペナルティが科された。

■ラップ45
リタイアしたサージェントはかなり苦しそうでなかなかマシンから降りられない。

ペレスはピットインしてペナルティをこなした。ピアストリ、ノリス、アロンソ、ガスリーもピットインした。

■ラップ46
3位のピアストリにノリスが迫る。マクラーレン同士の戦いだ。

■ラップ47
【アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ):5秒ペナルティ】
アルボンがトラックリミット違反により5秒ペナルティが科された。

■ラップ48
マクラーレンはノリスにポジションをキープしてポイントを持ち帰るように言われたが、ノリスは抜きたいようだ。

■ラップ49

■ラップ50
1位はフェルスタッペン、25秒後方の2位はラッセル、8秒後方の3位はピアストリ、1.7秒後方のノリスは4位。

ラッセルはホームストレートでステアリングの上に両手を出して風を当てている。かなり暑いようだ。

■ラップ51
ラッセルがピットインしてソフトタイヤに交換して4位でコースに復帰。ピットレーン上ではバイザーを上げて新鮮な空気を少しでも取り入れようとしていた。

■ラップ52
チャンピオンを決めて特別ヘルメットを被っているフェルスタッペンがソフトタイヤに交換した。しかし、ピットインの位置がやや左にずれてしまい、左フロントタイヤがうまく外れずやや時間がかかった。

■ラップ53
かなり暑いようでハミルトンもホームストレートでバイザーを上げていた。

ターン1でピエール・ガスリー(アルピーヌ)がストロールをオーバーテイクする際にオーバーランしてしまったため、ガスリーにポジションを戻すようチームから指示が出た。

■ラップ54
ガスリーがターン1でストロールにポジションを戻した際、すぐ後ろのペレスも一緒にガスリーをオーバーテイクしていった。ガスリーは譲る場所を間違えたようだ。

■ラップ55
10位のペレスはストロールに引き離されており、ガスリーにもオーバーテイクされた。何かあったのか?

■ラップ56
4位のジョージ・ラッセル(メルセデス)にブラック&ホワイト旗が出された。あと1周、絶対にミスはしたくない。

■ラップ57(ファイナルラップ)
3冠になったばかりのフェルスタッペンが圧倒的な速さでチェッカーフラッグ!49勝目を挙げた。

2位には昨日のスプリント勝者オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位はランド・ノリス(マクラーレン)で、マクラーレンはダブル表彰台を獲得した。

4位は、1周目に同士討ちで最下位に落ちたジョージ・ラッセル(メルセデス)が挽回した。

レース前に安全上の理由でタイヤ1セットあたり18周までというタイヤ周回数制限ルールが決まったため、全ドライバーは18周のスプリントレースを繰り返しているようなタフなレースとなった。

レース終了時でも気温31度湿度77%というジメジメした暑さも重なり、各ドライバーはかなり汗をかいてグッタリした表情。マシンを降りてその場で座り込むドライバーたちも多く、体力的にもかなり厳しいレースになった。

■F1カタールGP暫定結果
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 O.ピアストリ(マクラーレン)
3 L.ノリス(マクラーレン)
4 G.ラッセル(メルセデス)
5 C.ルクレール(フェラーリ)
6 F.アロンソ(アストンマーティン)
7 E.オコン(アルピーヌ)
8 V.ボッタス(アルファロメオ)
9 G.ジョウ(アルファロメオ)
10 S.ペレス(レッドブル)
11 L.ストロール(アストンマーティン)
12 P.ガスリー(アルピーヌ)
13 A.アルボン(ウィリアムズ)
14 K.マグヌッセン(ハース)
15 角田裕毅(アルファタウリ)
16 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
17 L.ローソン(アルファタウリ)
ー L.サージェント(ウィリアムズ)
ー L.ハミルトン(メルセデス)
ー C.サインツ(フェラーリ)

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