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【F1】角田裕毅はリザーブ?ミック・シューマッハ、サージェントなど2024年シーズンに向けた去就は?

2023年09月15日(金)20:19 pm

全22戦で争われる2023年F1シーズンも残すところあと8レースとなり、各チームの2024年のドライバーラインアップに注目が集まりつつある。

このほどアルファロメオが中国人F1ドライバーの周冠宇と2024年の契約を結んだことが明らかとなり、現時点でまだラインアップが確定していないのは事実上アルファタウリとウィリアムズの2チームだけとなっている。

■シューマッハはF1復帰を諦めWECへ転向か?

こうした中、スイスのドイツ語誌である『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』は、2022年までハースのドライバーを務め、現在はメルセデスのリザーブドライバーを務めながら2024年のF1復帰を目指していたミック・シューマッハが、アルピーヌと交渉を行っていると伝えている。

だが、ルノーのワークスF1チームであるアルピーヌにはすでにエステバン・オコンとピエール・ガスリーがおり、どちらも2024年の契約を手にしている。

実際のところ、24歳のシューマッハは2024年のF1復帰を諦め、来年はアルピーヌの新型ハイパーカーでWEC(世界耐久選手権)に参戦する方向で話を進めているようだ。

現在アルピーヌの暫定F1チーム代表を務めているブルーノ・ファマンは、すでにシューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームと連絡を取り合っており、今後数週間のうちにシューマッハがアルピーヌの新型ハイパーカーでテストを行うことになると考えられている。

実際のところ、シューマッハが2024年にF1復帰するチャンスがあるとすれば、アルファロメオかウィリアムズだろうと言われていた。

だが、今シーズン限りでアルファロメオとの関係にピリオドが打たれるスイスに拠点を置くザウバーが周との契約延長を決めたことから、シューマッハが加入する可能性は閉ざされてしまった。

■ウィリアムズはサージェント続投が濃厚

また、ウィリアムズに関しては、今季F1デビューを飾った22歳のアメリカ人ドライバーであるローガン・サージェントを2024年も引き続き起用する方針だと考えられている。

今季からウィリアムズのチーム代表を務めているジェームズ・ヴォウルスは、この件に関して次のように語っている。

「アレックス(アルボン)は長期にわたってここにいる。それについてはすでに言えるよ」

「ローガンに関しては、彼は正しい道を歩んでいる。彼にはただレースごとにペースを上げ続ける必要があるだけだ」

■角田のアルファタウリ残留に暗雲?

一方、少し前までは角田裕毅が2024年も残留するのはほぼ確実だと考えられていたアルファタウリだが、最近ではその状況が変化する可能性があると考えられている。

それは、ニック・デ・フリースに代わって第12戦ハンガリーGPから出走していたダニエル・リカルドが第14戦オランダGPのフリー走行で負傷した際、その代役として出走したニュージーランド人ドライバーのリアム・ローソンがその後のレースでも非常に印象的なパフォーマンスを見せたことによるものだ。

最近の噂では、レッドブルは2024年にはリカルドとローソンをアルファタウリで起用し、角田をリザーブドライバーにする可能性があるとも言われている。

■もうF1以外では妥協できないとローソン

今季は日本のスーパーフォーミュラに参戦し、10月末に鈴鹿で行われる最終2レースを残してランキング2位につけている21歳のローソンは、もちろんこのチャンスを是が非でもつかむつもりだ。

「現時点では、1レース1レースやるだけだよ」

今季のF1第16戦が開催されているシンガポールでそう語ったローソンは次のように付け加えた。

「だけど、この味を知った今、僕は間違いなく(F1との)恋に落ちたと思う。そして、もうそれ以外のもので妥協することはできないと思っているよ」

■今後のレースでの角田のさらなる活躍に期待

ともあれ、現在唯一の日本人F1ドライバーである23歳の角田に求められるのは、今季の残りのレースで力強いパフォーマンスを示し、結果を残すことだ。

まずは、今週末のシンガポール、そしてホームレースとなる来週末の第17戦日本GP(24日決勝)での角田の活躍に期待したいところだ。

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