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ベッテルがF1に復帰する可能性は?「F1復帰を見くびってはならない」とアロンソ

2023年09月15日(金)20:12 pm

2022年シーズン限りでF1を引退したセバスチャン・ベッテルだが、F1関係者やファンの中には復帰を望む声が多いのも確かだ。

最近、36歳のベッテルがドイツのニュルブルクリンクで2011年型レッドブルF1マシンによるデモンストレーション走行を行ったこともあり、メディアもベッテルのF1復帰の可能性について報じることが多くなっている。

■ベッテルはF1復帰の可能性を否定せず

ベッテル自身は、一方では自分のF1キャリアは終わったとコメントしながら、一方では将来どうなるかはわからないと語り、F1復帰の可能性に含みを持たせている。

伝えられるところによれば、F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリは、2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなった実績を持つベッテルがF1に復帰することに前向きだと考えられている。

■F1復帰は簡単なことではないとアロンソ

ベッテルのF1復帰についてどう思うかと質問された現役最年長F1ドライバーである42歳のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は次のように答えた。

「もちろん、それは彼次第だよ。彼がF1復帰を考えているのであればね」

アロンソもマクラーレンで2018年まで戦った後、2年間F1を離れ、2021年にアルピーヌで復帰したという経験を持っている。

「だけど、ダニエルが復帰したときに、それが難しいことなのがわかったと僕は思う」

第12戦ハンガリーGPでニック・デ・フリースに代わってアルファタウリでF1復帰を果たしたものの、第14戦オランダGPの金曜フリー走行でのクラッシュにより骨折し、現在はリザーブドライバーのリアム・ローソンにステアリングを譲っているダニエル・リカルド(アルファタウリ)に言及しながら、2005年と2006年のF1チャンピオンは次のように付け加えている。

「F1復帰を見くびることはできないよ」

■ベッテルにはリーダーとしての資質があるとレッドブル首脳

一方、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、母国オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に次のように語り、ベッテルはドライバーとしてではなく、優れたリーダーとしてF1界に復帰する可能性があると示唆している。

「彼の性格やトレーニング、そしてタイプは、リーダーの役割に完璧にフィットするよ」

実際のところ、ベッテルに関しては、現在80歳のマルコの後任候補ではないかという噂もささやかれている。

その可能性について質問されたマルコは次のように続けた。

■ベッテルが新たな境地を開く可能性も

「ベッテルはまず、自分が何を望んでいるのかをはっきりさせなければならないよ」

「そのような仕事に就けば、彼はまたたくさん旅をすることになるし、飛行機で移動することも多くなる。環境問題に関与している彼にとって、それは難しいだろう」

そう語ったマルコだが、ベッテルが何らかの形でF1に戻ってくる可能性は否定できないと次のように付け加えている。

「だが、彼はこれらすべてを組み合わせることができて、新たな境地を切り開いていくかもしれないね」

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