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セバスチャン・ベッテルがF1ドライバーとして復帰する可能性もあるとレッドブル首脳

2023年09月12日(火)19:14 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)によると、セバスチャン・ベッテルがF1復帰を果たす可能性はまだあるという。

2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続F1チャンピオンに輝いた実績を持つドイツ出身のベッテルだが、先週末にニュルブルクリンクで行われたイベントにおいてレッドブル2011年型F1マシンでデモンストレーション走行を行っている。

■フェルスタッペンを賞賛するベッテル

これまで9戦連続優勝というF1記録を持っていたベッテルだが、レッドブルの後輩ドライバーであるマックス・フェルスタッペンが2週間前にモンツァで行われたイタリアGPで10連勝を達成し、その記録を塗り替えている。

現在もF1最年少チャンピオン記録を持つベッテルは、すでに3年連続でのドライバーズタイトル獲得に王手をかけているフェルスタッペンについて母国ドイツのスポーツ誌『Sportschau(シュポルトシャウ)』に次のように語った。

36歳のドイツ人ドライバーは『Sportschau(スポーツシャウ)』にこう語った。

「拍手を送ることしかできないよ」

「チーム全体のパフォーマンスもそうだけど、特に、全ての週末でコンスタントに発揮しているマックスのパフォーマンスは素晴らしいよ。それは、競争相手を遠く引き離すレベルなんだ」

「それを認め、僕らがそれを見ることができるのは素晴らしいことだという立場をとらないとならないよ」

■レッドブルのメンバーとは今でも交流があるベッテル

そう語った36歳のベッテルは、レッドブルの何人かのメンバーとは今でも連絡を取り合っていることを認めている。

「まだ交流は続いているよ。彼らにはやることがたくさんあるし、移動も多い。でも、僕は彼らのことはみんな知っているし、連絡を取り合っている。時には電話もするよ」

「僕はまだいくらか関わっているんだ」

■ベッテルのF1復帰もありえるとマルコ

こうした中、80歳のマルコは、ベッテルがF1に復帰する可能性もあると母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。

「セバスチャンは今のところ、特に何かに取り組んでいるわけではないし、私には彼が自分が何を望んでいるのかをはっきりとわかっているという確信はないんだ」

「しかし、私は彼のドライバーとしての可能性が完全に閉ざされたとは思っていないよ」

■課題は環境問題との折り合い?

だが、マルコはベッテルがフェルスタッペンのチームメートとしてレッドブルでF1復帰する可能性や、セカンドチームであるアルファタウリでの復帰可能性は否定している。

「今我々が持つ契約はしばらく続くことになる。それに、彼にとっても簡単な決断ではないだろう。なぜなら、F1は化石燃料を使い続けるからね」

近年は環境問題に積極的に取り組んでいるベッテルに言及しながらそう語ったマルコは、次のように付け加えている。

「モータースポーツはまだ内燃エンジンとガソリンを必要としている。だから、彼にとって、それを両立させるのは難しいだろう。だが、もしも彼が正しい方向に物事が進んでいると考えるのなら、できない理由はないんじゃないかな」

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