レッドブルF1の2023年グランプリ連続勝利は、今週末のモナコでストップする可能性がある。
●【2023F1第7戦モナコGP】タイムスケジュール、サーキットやタイヤ情報、全セッション結果
レッドブルF1は、トップスピードと高速コーナーというクルマ特有の強みが、狭いモンテカルロの街中では発揮されないことは分かっていたため、その対策を講じてきた。
「今週始めにシミュレーターでの走行後、マックスは最高に満足していたよ」とヘルムート・マルコ博士は、金曜日に行われた2回のフリー走行を終えてそう語った。
「残念なことに、現実には追いつかれた。残念なことに、データの世界のようになるとは限らないんだ」。
実際、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスはフリー走行1回目で苦戦したが、次の走行では追いついていた。たとえ相手とのギャップが非常に小さかったとしてもだ。
フェルスタッペンは「カーブやバンプの上でのドライビングに満足できなかった」と認めた。
「2回目のプラクティスは、すでに多くのことが改善されていたと思う」。
しかし、フェルスタッペンは今週末のライバルたちのことを気にしているようだ。
「特にフェラーリと比べると、カーブやバンプ、コーナーでの扱い方など、クルマの全体的なパフォーマンスという点では、まだちょっと物足りないと思う」と語った。
■すべてはスターティンググリッドとスタート次第
チーム首脳のマルコも同意見だ。
「シャルル・ルクレールには気をつけなければならない。アロンソも気をつけないと。ルクレールは、すでに8周しているタイヤで最速ラップを記録したからね」
「すべてはグリッドポジションとスタート次第だ。我々のロングランのペースではどうしようもないんだ」とスターティンググリッドの重要性を付け加えた。