レッドブルF1は、2026年にホンダがフルワークスの体制を整えることを知っていれば、独自のエンジン部門(レッドブル・パワートレインズ=RBPT)を立ち上げることはなかったという。
●【2023F1第7戦モナコGP】タイムスケジュール、サーキットやタイヤ情報、全セッション結果
■フェルスタッペンもホーナーも本音はホンダと組みたかった
今シーズン、ホンダのパワーユニットを搭載し、ドライバーズ選手権で3連覇を狙う世界王者のマックス・フェルスタッペンはモナコで、ホンダが2026年にレッドブルからアストンマーティンに乗り換えるのは「残念」だと述べていた。
チームのボスであるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンの失望について尋ねられると「我々は昨年の秋から冬にかけて(ホンダと)話し合いをしたんだ」と語った。
最終的に、レッドブルは2026年に向けてレッドブル・パワートレインズの新会社をフォードと組むことにし、ホンダはアストンマーティンとの話に移していった。
■ホンダがF1に復帰するなら絶対に独自エンジン施設は作らなかった
しかしホーナーは、ホンダとの分裂は、ホンダが2021年末にF1から撤退するという決定を下したからこそ起きたことであり、その決定は今や完全に覆されたのだと述べた。
「確かに高価な決断だった」とホーナーは言う。
「ホンダの撤退がなければ、我々はあのようなジャンプをすることはなかっただろうし、我々自身のエンジン施設を作るための後押しと、それによって生まれた雇用について、多くの点でホンダに感謝する必要がある」
「今日のホンダの決断がどうするのかを知っていたら、同じ決断をしただろうか?絶対にそうではないよ」
「しかし、我々はそれを決断し、コミットメントし、関われば関わるほど、長期的にはグループにとってより多くの利益をもたらすと考えているよ」。