フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンがホンダと提携することを「とてもエキサイティングなニュースだ」と評価し、フィールドの先頭を目指すチームの「成功への意欲と可能性」を示すものだと述べた。
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2年前にF1に復帰したアストンマーティンは、2021年と2022年のコンストラクターズランキングで2年連続7位だったが、今シーズンは5レースを終えてランキング2位につけている。
そのうち4レースで3位表彰台を獲得したアロンソは、2026年エンジン・レギュレーション開始時にアストンマーティンがパワーユニットをメルセデスからホンダ・ワークスの契約に切り替えるという決定を、次のステップとして論理的に理解している。
■アロンソ、ホンダとの提携は「とてもエキサイティングだ」
アロンソは、次のように語った。
「チームにとって、とても良いニュースだ、とてもエキサイティングだ。アストンマーティンは、将来的にレースで勝ち、チャンピオンシップを獲得するために、独立し、ギアボックスやマシンのすべてを自分たちで製造するというコミットメントを示していると思う」
「それがパッケージやマシンのすべてを100%コントロールすることができる唯一の方法なんだ。アストンマーティンの全員が、勝利への欲求と可能性を持っていることを示す、素晴らしいサインだよ」
■アロンソ「2026年に何をしているかわからない」
その後アロンソは、アストンマーティン・ホンダのレースには出られると思うか、また、2015年から2017年にかけてホンダとの再結成に問題があったことから、再び日本メーカーのエンジンを使うことに問題はないかと尋ねられた。
アロンソは3シーズンをマクラーレンで過ごし、エンジントラブルやグリッドペナルティに悩まされ、5位以上の成績を残すことはできなかった。
2度の世界チャンピオンのアロンソは、2026年の開幕時は44歳だ。
「2026年に自分が何をしているかはわからない」
「今、分かっていると言えば嘘になる。確かに、今はフレッシュな気分で、やる気もあるし、シャープでまだ速い。もし、このまま楽しめたらレースを続けたいと思うだろうね」
「ある日、目を覚ますと、旅を続ける意欲や喜びを感じられなくなることもあるだろう。あるいは速さを感じず『そろそろ潮時かな』と真っ先に手を挙げるかもしれないね」
「見守ろう。2026年までは長い道のりだと思う。今はまずモナコに集中する。重要な週末だと思うからね。そして今シーズン、次のシーズン、また一歩前進して、より大きなものを目指して戦えるようにしたい」
■アロンソ「ホンダと再びレースをするのはまったく問題ない」
「ホンダと再びレースすることは、僕の側からはまったく問題ないだろう。前回(マクラーレンでは)2015年、2016年、2017年とうまくいかなかったことは知っている。でも、今は競争力のあるパッケージを持っていることを証明したと思う」
「彼らは(レッドブルと)2021年にチャンピオンシップを獲得し、2022年もチャンピオンシップを獲得し、2023年にチャンピオンシップを獲得する可能性が最も高い。新しいレギュレーションだが、非常にエキサイティングなプロジェクトになることは間違いないだろうね」。