レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、これからも常に「思っていることを言う」つもりだと主張した。
■レッドブルのスポーツ担当CEOとの不仲が噂されるマルコ
昨年10月に世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブルの最高責任者であったディートリッヒ・マテシッツが死去したことを受け、現在はオリバー・ミンツラフがレッドブルのスポーツプログラム部門のCEOを務めている
だが、最近ではそのミンツラフとマルコの間にはトラブルがあるようだとの噂がささやかれるようになっている。
■レッドブルがマルコの“口封じ”?
こうした中、オーストリアの放送局『ORF』が伝えたところによると、先週末にジェッダ・コーニシュ・サーキットで開催された2023年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝後に、マルコがいつものようにインタビューに応じることがないようレッドブルのプレスオフィスが手配していたのだという。
噂では、今回レッドブルがマルコにインタビューを受けさせないようにしたのは、ブンデスリーガのサッカーチームであり、レッドブルがオーナーを務めるRBライプツィヒがマンチェスター・シティFCに7-0で負けたことをネタにしてマルコがミンツラフをからかうような発言をしたことが影響したものだと考えられている。
■「口封じなどさせない」とマルコ
ミンツラフはRBライプツィヒの元CEOであり、その試合も実際に現場で見ていたと伝えられている。
母国オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』から、サウジアラビアでは実際に“口止め”されたのかと質問されたマルコは次のように答えている。
「心配はいらない。そんなことはさせないよ」
「私はいつでも常に思っていることを言うよ」
■ミンツラフCEOとの関係は良好
マルコは、自分が行ったサッカーに関するジョークについて、「あれはドイツで大げさに誇張されたんだ」と主張し、次のように続けた。
「私とミンツラフ氏との関係はとても良好だよ。我々は定期的に意見交換もしているんだ」
「だが、私は常に独立性を維持し続けたいという望みを持っているよ」。