夏休み前の最後のグランプリとなるF1第13戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)の予選で13番手に終わったケビン・マグヌッセン(ハース)は「ちょっと競争力が落ちている」と感じている。
ハースは今週、“白いフェラーリ”と呼ばれる外観のアップグレードをマグヌッセンのみに投入しており、大幅な飛躍も期待されたが、予選ではQ2を突破できなかった。
しかし、この結果はアップグレードの失敗を意味するのではなく、まだ走らせたばかりで新マシンのポテンシャルを知るにはもう少し時間がかかるということだ。
■今週末はちょっと競争力が落ちていると語るマグヌッセン
「いつだってQ3には必ず進出したいから、ベストな予選ではなかったけど、今週末はちょっと競争力が落ちているように思う」
「多くのことをやってはいるけど、それを最大限に引き出すには時間がかかる。13番手からポイント争いができると思うよ。ペースはロングランでも問題なさそうだ。FP2では燃料を多く搭載してのフィーリングは良かったし、むしろ少ない燃料の時よりちょっと良いくらいだった。明日はできることをやって、楽しみたい」。
■アップグレードは速い?旧仕様もポテンシャルあり
一方で、アップグレードを投入していない旧仕様で走行したミック・シューマッハ(ハース)は、「アップグレードパッケージのおかげで、ギャップが思ったより大きくなってしまった」と語ったものの、旧仕様の「マシンは悪くないし、まだ前進するチャンスはある」とまだポテンシャルがあると感じているようだ。