INDY500の予選を前日に控えた金曜日“ファスト・フライデー”で、ここまで2日間のプラクティスで2連続で最速ラップをマークしてきた佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)が、38秒6616(平均時速232.789マイル)をマークしてトップに躍り出た。
これまでのプラクティスから予選用ターボブーストが約90馬力もパワーアップされているマシンでシミュレーションを繰り返し、前日よりもスピードアップした中でも佐藤琢磨は速さを見せつけた。
土曜日に行われる予選は、午後から悪天候になる予報が出ていることからセッション開始が1時間早められ、午前11時にスタートする。今年のINDY500では予選に新ルールが採用されており、予選1日目の最速12人が翌日の予選へと進み、予選2日目は12台でポールポジションをかけた戦いを繰り広げる。
■トップに立てて素直にうれしい
佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
「プラクティスの3日間ずっとトップに立てて素直にうれしいです。これは冬の間からチームが準備してきてくれた賜物だと思います。本当に私たちのチームのことを誇りに思います。ここまでどんなコンディションでも好タイムを出せていることは自信につながります」
「明日からの予選は4周のラップタイムが安定して出せる事が重要なので、チームメートのデイビッド・マルカスとのデータを比較して明日に備えたいと思います」
「予選の出走順が10番手と決まったので、涼しいコンディションで走れれば良いですね。2日間の予選をきっちりこなし、日曜日に思いっきり自分の走りを見せたいと思います」。