セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が、渦中の人となっているF1レースディレクターのマイケル・マシを擁護するコメントを行った。
アストンマーティンが10日(木)に行った2022年型F1マシン発表イベントに参加していたベッテルは、更迭が噂されているオーストラリア出身のマシについて質問されると次のように答えた。
「マイケルにとっては残念なことだったよ」
「ショーとスポーツの利害が衝突してしまい、それが事態を難しくしてしまったんだ」
「チャーリー(ホワイティング)の突然の死で、彼は非常に大きな責任を負わなければならなかった。だけど、全体的に見れば、彼はそれ以来非常にいい仕事をしたと僕は思うよ」
2019年のF1シーズン開幕直前に急逝した前F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに言及しながらそう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「彼が今後どうなるかはわからないけれど、僕は彼がF1にとどまってくれることを願っているよ」
また、F1では昨年まで各グランプリの決勝前にドライバーたちによる人種差別撤廃を訴えるセレモニーが行われていたが、今年はそれが廃止されることが明らかとなっている。
このニュースについて質問された34歳のベッテルは、「少し驚いたよ」と答え、次のように続けた。
「僕らが取り組んでいる問題が2年でなくなることはないと思うからね」
「ドライバーとして、これからもこの問題が僕らにとって重要であることを表明できる方法を共に見つけられるよう望んでいるよ」
「ドライバー全員が気にかけているわけではないかもしれないけれど、本当に気にかけているドライバーもいると思うんだ」
「おそらく、ビジネス面において少し強く、個人的なものになりすぎていたのかもしれないね」