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【アルファタウリ】アルピーヌがランキングで我々に勝てたのには「運」もあったとチーム代表

2021年12月25日(土)11:33 am

アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、今年アルピーヌにコンストラクターズランキング5位の座を奪われたのは、アルピーヌが「運」に恵まれたためだと語った。

2021年のF1は全22戦で行われたが、アルファタウリは最終的にコンストラクターズ選手権においてアルピーヌに13ポイント及ばず、ランキング6位でシーズンを終えている。

実際のところ、マシンのパフォーマンスではアルファタウリ・ホンダがアルピーヌをしのぐペースを見せたレースも多かったが、アルピーヌは第11戦ハンガリーGPでエステバン・オコンが天候によって荒れたレースでチャンスを活かして勝利を収めたことや、終盤の第20戦カタールGPでも3年ぶりにF1復帰したフェルナンド・アロンソが3位に食い込む活躍を見せたことなどにより、ランキング5位を手にしている。

『gpfans.com』は、この結果は残念だったかと尋ねられたトストが次のように答えたと報じている。

「もちろん、5位の方がよかったよ。だが、今シーズンを通じてこのチームは大きく成長したが、いいレースもいくつかあったものの、獲得できると思っていたポイントをとることができなかったレースもあったと言っておかなくてはならない」

「アルピーヌは、2度幸運に恵まれたと言わねばならない。ブダペストでは本当に運良く優勝することができたし、カタールでも少し幸運だった。それでも、彼らはとてもいい仕事をしたよ」

「彼らがポイントを獲得した結果として我々より上位にいるのだから、我々はもっと懸命に改善に努める必要がある。将来に向けた目標を持たなければならない」

実際のところ、今年アルファタウリにとって少し誤算だったのは、日本人ルーキードライバーの角田裕毅が初めてのF1マシンに思いのほかてこずったことだろう。

アルピーヌはアロンソが81ポイント、オコンが74ポイントで、合計155ポイントを稼いでいる。一方、アルファタウリはガスリーが110ポイントを稼ぎ出したものの、チームメートの角田が32ポイントにとどまったことから、合計ではアルピーヌに届かず142ポイントでシーズンを終えている。

しかし、角田もシーズン終盤にはかなり調子を上げ、最終戦アブダビGPでは予選・決勝ともにガスリーを上回る成績(予選8番手、決勝4位)を残している。

これで自信を得た角田がガスリーと拮抗するようなパフォーマンスを示すことができれば、2020年のアルファタウリには大きな期待を寄せることができるだろう。

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