イタリア自動車クラブ会長が、イタリア国内で恒常的に2つのF1グランプリを開催したいと望んでいることを認めた。
近年はモンツァ・サーキットでF1イタリアGPが開催されてきていたが、新型コロナウイルス感染症covid-19の影響によってF1カレンダーに大幅な見直しが必要となった2020年にはイモラが第13戦としてカレンダーに加えられた。
そして、今年も当初のカレンダーにはなかったものの、やはりイモラがピンチヒッターとして今週末に第2戦エミリア・ロマーニャGP(18日決勝)を開催することになっている。
だが、イモラは1980年にモンツァに代わってイタリアGPを開催した後、1981年から2006年まではサンマリノGPという名称でF1レースを開催してきた実績を持っている。つまり、その間イタリア国内では年に2回F1が開催されていたわけだ。
こうした中、イタリア自動車クラブ(Aci)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニは次のように語った。
「イモラは復活の希望を持つグランプリだ」
「イタリアで2つのグランプリが開催されるのは喜ばしいことだし、Aciはイタリアが恒久的に2つのグランプリを開催できるようできる限りのことをしていくつもりだ」
「我々は1つの国に1つのグランプリという障害を打破してきたが、これからもこれを続けていきたいと思っている。イタリアは2つのグランプリを開催するにふさわしいよ。このスポーツにおいて並外れた数々のページが我々の国で書かれてきたわけだからね」
エミリア・ロマーニャ地域の首長を務めるステファノ・ボナッチーニも次のように語っている。
「イモラが確実にF1カレンダーに加えられるよう取り組んでいくつもりだ」