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セルジオ・ペレスは“タイヤの魔術師”だとマーク・ウェバー

2021年04月05日(月)19:10 pm

かつてレッドブルで活躍したオーストラリア出身元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、レッドブルがセルジオ・ペレスの起用を決断したのは正解だったと考えている。

2020年シーズン限りでレーシングポイント(現アストンマーティン)のシートを失ったメキシコ出身のペレスだが、アレクサンダー・アルボンの後任として2021年にはレッドブル・ホンダのシートを獲得。

ペレスはレッドブル・ホンダで迎えたF1開幕戦バーレーンGPではフォーメーションラップ中にマシンが電気系トラブルでストップするというアクシデントに見舞われてピットレーンスタートとなってしまったものの、最後尾から素晴らしい追い上げを見せて5位でフィニッシュ。レッドブル・ホンダに貴重な10ポイントをもたらしている。

チェコという愛称で呼ばれる31歳のペレスはタイヤマネジメント能力の高さに定評があるが、その能力は近代F1においては非常に貴重なものだ。

ウェバーは『Marbles』のポッドキャストにペレスについて次のように語っている。

「彼はうまくやれると思うよ。彼はちょっとしたウィンウィンの状況にあると思っている」

「彼がマックス(フェルスタッペン)に対して最善のサポートをするためにそこにいるのは確かだし、これまでにマックスのチームメートになろうと取り組んできたドライバーたちよりもうまくやれると僕は思っているよ」

2019年から2020年にかけてフェルスタッペンのチームメートを務めたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とアルボンに言及しながらそう語ったウェバーは次のように続けた。

「彼はすごく経験豊かだし、タイヤに関しては魔術師だ。彼はものすごく器用で、マシンをゴールまで持ち帰って表彰台に上る方法を知っている。そして彼は劣るマシンでもそれを成し遂げてきた」

「今年のレッドブルF1マシンはかなり扱いやすそうだし、まずまずのクルマになっていれば、彼には堅実なシーズンにできる大きなチャンスがあると思うよ」

「彼は、例えばピットストップの際にメルセデスにプレッシャーをかけられる位置にいる必要がある。戦いに参加しているのが1人だけだとレッドブルが望んでいるようにメルセデスに圧力をかけることが難しくなるからね」

「最初のストップもしくは2回目のストップの際にそれができる位置にペレスはいなくてはならない。そうすればメルセデスにプレッシャーをかけることができるし、マックスが違う戦略をとることもできる。マックス1人ではそうはいかないよ」

2007年から2013年まで7年間レッドブルに在籍していた44歳のウェバーはそう語ると次のように付け加えた。

「彼はキャリアの終盤を迎えている。だけどレッドブルは、そういうことをうまくやることができ、チームのために大きなポイントを獲得してコンストラクターズタイトルを狙うことができる人材を見事なタイミングで獲得したよ」

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