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メルセデスF1チームが「誤解を招く報道」に反論

2021年03月11日(木)19:00 pm

メルセデスが、バーレーンが申し出たワクチン接種のオファーをF1チームが受け入れたという「誤解を招く報道」に反論を行った。

少し前に、F1プレシーズンテストと開幕戦の舞台となるバーレーンがF1に対して関係者へのワクチン接種を提供する準備があると申し出たことが明らかとなった。

だが、F1では「英国の医療システムですでに確立されているワクチンの展開に先駆けて、旅行者グループとしてワクチンを接種する計画はない」とし、この申し出を受けるつもりはないとしていた。

ところが、今週になってイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が、フェラーリとメルセデスがバーレーンからの申し出を受け入れ、両チームに所属するメンバーたちが、プレシーズンテストと開幕レースに向けて滞在しているバーレーンですでにワクチン接種を受けたと報じていた。

しかし、メルセデスの関係者はオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に対し、その報道は「誤解を招く恐れがある」と指摘した。それはチームがグループとしてバーレーンでワクチン接種を受けるという決定をしたわけではないためだという。

メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは次のようにコメントしている。

「ワクチン接種を受けたいかそうではないかは個人の判断に委ねられる。チームとして、あるやり方でいくか、あるいは、ほかのやり方でいくかという判断をしているわけではないんだ」

レッドブルもこのメルセデスのスタンスを支持しており、チームメンバーがワクチンを接種するかどうかは「すべて個人の選択にかかっている」と主張している。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のマネジメントはこの件についてコメントすることはなかったものの、フェルスタッペン自身は新型コロナウイルス感染を防ぐために冬の間はこれまでとは行動の仕方を変えていたようだ。

「僕はドバイには行かなかったよ」

そう語った23歳のフェルスタッペンは次のように付け加えた。

「お祭り騒ぎは避け、同じグループの人たちと一緒に行動するようにしたんだ」

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