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2022年に向けたF1エンジン交渉は“前向き”だとレッドブルのボス

2020年12月16日(水)18:21 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現時点においては2022年以降のエンジン問題に関する交渉において“前向き”な感触を得ているようだ。

現在レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリにエンジンを供給しているホンダは2021年シーズンをもってF1活動から撤退することが明らかとなっている。

レッドブルではホンダからF1エンジンに関する知的財産権を買い取り、自分たちでエンジン製造を継続することを検討しているが、そのためには2022年に向けてエンジン開発を凍結するルールを導入することが必要となる。

当初、ライバルF1エンジンメーカーたちのうちフェラーリとルノーはその提案は受け入れられないとしていたが、最近ではその姿勢に変化が生じてきており、開発凍結を受け入れる可能性が出てきているようだ。

そして、最近のうわさによれば、レッドブルが自分たちでエンジン製造を続けるためにホンダのF1撤退後も現在ホンダF1テクニカルディレクターを務めている田辺豊治を引き抜いて自分たちの手元に留める可能性もあると考えられているようだ。

このうわさについて質問された田辺TDはアブダビで次のように答えた。

「それは、私にとっては全く予想もしなかった質問です」

「もし今後何かそういうことがあれば、私は自分の将来について時間をかけてじっくりと考えることになるでしょうね」

田辺TDはさらに、現在レッドブルとの間で2022年に向けた話し合いを行っているところだと語り、次のように付け加えている。

「まだ何も結論は出ていませんし、あらゆる状況を考慮していくことになります」

こうした中、ホーナーは、現在レッドブルとライバルたちとの間で行われている話し合いは非常に“政治色の強い”ものになっていると認めている。

「ご想像の通り、現在どういう話し合いが行われているのかということについて多くを語るわけにはいかない。だが、水面下で行われている話し合いは前向きだと言っておこう」

そう語ったホーナーは次のように付け加えた。

「残念ながら、それらすべてがゲームの一部なんだ。私はもう長くこのビジネスに関わっているからその辺の事情も分かっているよ」

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