メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフが、ルイス・ハミルトンが今季のF1最終戦アブダビGP(13日決勝)出場に向けて順調に回復していると語った。
第15戦バーレーンGP決勝で今季11勝目をあげたハミルトンだが、その翌日に新型コロナウイルスに感染していることが判明。ハミルトンは第16戦サヒールGPを欠場し、現在もバーレーンのホテルで隔離状態に置かれている。
そのハミルトンは8日(火)に久々に沈黙を破り、SNSを通じて次のようにファンに語りかけた。
「今週はあまり連絡もできなかったけれど、間違いなくしばらくの間経験していなかった非常に辛い週だったのは確かだよ」
「僕はただ回復することに集中し、健康な状態に戻ろうと務めてきた。そうすればまたクルマに乗ってアブダビでレースできるからね。今日はすごく良い気分で目覚めることができたし、初めてトレーニングもやったよ」
ヴォルフによれば、ハミルトンはcovid-19によってかなり打撃を受けていたようだ。
「あそこで起きたことはかなりひどいものだったよ」
テレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にそう語ったヴォルフは次のように付け加えた。
「そして自宅ではなくホテルの部屋で横たわった状態でいるわけだから、一層心地よくないのはもちろんだよ」
だが、ヴォルフはハミルトンが今週末のアブダビGPでF1パドックに戻ってくる可能性は高いと次のように語っている。
「彼は順調だと私は思っている。もし医師の予想通りであれば、彼は木曜日(10日)もしくは金曜日(11日)の検査で陰性という結果になるんじゃないかな」