マックス・フェルスタッペンは、F1トルコGPに対する「専門家」たちの批判的な意見に応酬した。
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「専門家」である元F1ドライバーたちがフェルスタッペンを次々と批判している。同郷のロバート・ドーンボスは「マックスの最悪のパフォーマンスの1つだ」と言い、ティモ・グロックは「リスクを取りすぎた」と述べ、ジャック・ビルヌーブは「F1で一年目」のようだと語った。マルク・スレールは、他の全ドライバーと比較してフェルスタッペンは「最悪のスタート」だったと語った。
フェルスタッペンは、フロントウィングが正しくセットアップされていなかったと説明しており、また、非常に滑りやすかったイスタンブール・サーキットの路面がスタート失敗の原因だと説明している。
「僕らのエンジンの振動が大きすぎるから、ホイールスピンが多くなるんだ」とフェルスタッペンは『Ziggo Sport』に語った。
「グリップが十分に高ければ、通常のスタートではあんなことは起こらないよ」
「専門家」たちの批判について、フェルスタッペンは「まず第一に、彼らは明らかに専門家じゃないよ。彼らは明らかに何が起こっているのかを知らないんだから」と反論。
「レース後、ウィングの位置が7度ずれていたのを見つけたんだ。だからどこでもアンダーステアが出ていた。それにそんなにアグレッシブにドライブしたとは思えないんだ」
「僕は過去2年間と同じようにしただけで、奇妙なことは何もしなかったんだ」とフェルスタッペンは付け加えた。
ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)は、レース後のオンライン記者会見において、2台ともに失敗したスタートについてチームとは今後の改善点として共有しているとだけ明かしていた。具体的な課題については語らなかったものの、その課題がフェルスタッペンの言う「エンジンの振動の大きさ」の可能性はあるだろう。