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【ホンダF1】レッドブル・ホンダの2台がポイントフィニッシュ/F1第14戦トルコGP

2020年11月16日(月)0:47 am

F1第14戦トルコGP(イスタンブール・パーク)決勝レースを終え、ホンダF1が次のように振り返った。

●【決勝レース結果】F1第14戦トルコGP 決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■ホンダF1:決勝レースレポート

イスタンブール・パークで行われた第14戦トルコGPの決勝は、路面コンディションの変化によって目まぐるしく展開が変わる中、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンがポイント圏内でレースをフィニッシュしました。

■グリッドが大きく変動

フェルスタッペンが2番グリッド、アルボンが4番グリッドからスタートとなる一方で、予選でのイエローフラッグ無視などによって中団以降のグリッドが大きく変動しました。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが予選順位から1つ繰り上がって16番手、ピエール・ガスリーはパワーユニット(PU)交換に関連するペナルティーにより、最後尾からのスタートとなりました。

■決勝レースもウェット

スタート1時間前に雨が降ったことから、完全なウエットコンディションとなり、グリッド上の全車がウエットタイヤを選択。路面のグリップがかなり低い状況の中、スタンディングスタートでレースの幕開けとなりました。

シグナルが消えてスタートが切られる中、レッドブルのフェルスタッペンとアルボンは加速できずに大幅なポジションダウンを喫します。しかし、そこから巻き返しを図り、4番手と5番手まで順位を取り戻しました。一方のスクーデリア・アルファタウリ勢は好スタートを切り、クビアトが12番手、ガスリーが13番手とトップ10を視野に入れる位置でレースを進めます。

路面の状況が改善していく中、序盤のポイントは浅溝のインターミディエイトタイヤに交換するタイミングでした。フェルスタッペンとアルボンはウエットタイヤでも十分な速さを見せ、上位を走行していたランス・ストロール、セルジオ・ペレス(ともにレーシングポイント)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がピットインして前が開けると、ファステストラップを更新しながらペースを上げていきます。

一方のスクーデリア・アルファタウリ勢は、クビアトが8周目にインターミディエイトタイヤに交換。その2周後にガスリーもタイヤ交換を行います。両者ともにトップ10圏内を目指しますが、ピットインせずにとどまっていたケビン・マグヌッセン(ハース)に前をふさがれる形となって、ペースを上げられないままレースが進んでいきます。

フェルスタッペンは11周目にタイヤを交換し、ペレスとベッテルの間の4番手でコースへ復帰。アルボンは12周目にピットインし、ベッテルとルイス・ハミルトン(メルセデス)の6番手でレースへ戻ります。

■バーチャルセーフティカー導入

その直後、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入されますが、アルボンはタイヤをうまく作動させ続け、VSCが明けるとターン12でハミルトンをオーバーテイク。さらにその勢いのままベッテルもパスして、4番手に浮上します。

■フェルスタッペン、スピン!

コース上で最速のペースを見せていたフェルスタッペンでしたが、2番手を目指して前方のペレスをパスしようと仕掛けたところでスピンを喫し、再度のタイヤ交換を余儀なくなれます。これにより、フェルスタッペンはアルボン、ベッテル、ハ ミルトンの後方までポジションダウンし、カルロス・サインツ(マクラーレン)の後方8番手でコースへ戻ります。アルボンが快調なラップを刻む一方で、フェルスタッペンはこのトラフィックに引っかかる形となってペースが上がりません。

アルボンは前を行く2台を追い詰めますが、この頃には路面がだいぶ乾き、タイヤの消耗が激しくなっていたことから、多くのドライバーが再びピットインして新たなインターミディエイトタイヤを装着。ガスリーも33周目でタイヤを交換しましたが、クビアトは1ストップ作戦を遂行すべくステイアウトを選択します。

同じくステイアウトしていたアルボンですが、タイヤの消耗は激しく、ターン4でスピン。34周目で新たなインターミディエイトタイヤに交換すると、コース復帰後にストロールをパスして5番手までポジションを上げます。しかし、ペースで勝るサインツにパスを許し、6番手でレース後半を戦うことになります。

フェルスタッペンは他車のピットインもあり、3番手までポジションを上げましたが、タイヤの摩耗によってピットイン。アルボンの後方7番手でレースへ復帰します。

■フェルスタッペン、再びスピン

前方を行くフェラーリ勢を追いかけますが、乾いていく路面コンディションに苦戦してペースを上げられず、さらにはフェルスタッペンが再びスピンを喫します。フェルスタッペンはそこから巻き返し、残り7周のところでアルボンの前に出ると、両者ともにそのままフィニッシュ。6位と7位で計14ポイントを獲得しました。

スクーデリア・アルファタウリ勢は、クビアトが1ストップ、ガスリーが2ストップと戦略を分けましたが、序盤でマグヌッセンの前に出られなかったマシンは軒並みポイント圏外に留まっており、クビアトとガスリーも同様に上位進出は果たせず、12位と13位でレースを終えました。

次戦は2週間後、11月29日(日)に決勝が行われるバーレーンGP。今季初めて欧州以外での開催となります。

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