マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1タイトルを獲得するために必要なものは、あとコンマ2秒速く走ることができるF1マシンだけだ。
そう語ったのはブラジル出身の元F1ドライバーであるフェリペ・マッサだ。
マッサはフェラーリに在籍していた2008年のF1最終戦ブラジルGPにおいてポール・トゥ・ウィンを達成し、ほぼ初のF1ドライバーズタイトルを手中に収めたかと思われたが、雨脚が強まったファイナルラップで順位を上げたルイス・ハミルトン(現メルセデス/当時マクラーレン)に逆転を許し、1ポイント差で涙を飲んだ経験を持っている。
そのマッサは、今年ミハエル・シューマッハの持つF1史上最多ドライバーズタイトル獲得記録に並ぶ通算7回目のF1チャンピオンとなるのが確定的となっているハミルトンに劣らぬ力を持っているのがフェルスタッペンだとオランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「マックスには非常に特別な才能がある」
「彼が将来F1チャンピオンになるのは間違いないよ。私はそう確信している」
「彼がこれまでのところタイトルをとれるだけのクルマを持っていなかったことが本当に残念だよ」
「もし彼があとコンマ2秒縮めることができていたら違っただろうね。彼がすぐにそういうクルマを手にできることを期待しているし、そうなれば世界中のファンにとってもいいことだよ。彼には全てが備わっている。彼は素晴らしい才能に恵まれているよ」
「正直なところ、彼はキャリアをスタートしたころから非常に速かったものの、いくつかミスを犯してきたことも確かだ。その結果、彼は多くのチャンスを逃してきた。だけど、それも若ければ普通のことなんだ」
2017年にウィリアムズでF1キャリアを終えた現在39歳のマッサは次のように付け加えた。
「もはやそういうミスは見られなくなっている。彼にはタイトルをとる準備が整っているよ」