今年のF1第12戦として開催されることになったポルトガルGP(10月25日決勝)だが、2021年以降はまたF1カレンダーから姿を消す可能性が高いようだ。
これまでに16回の開催実績を持つF1ポルトガルGPだが、エストリルで開催された1996年のレースを最後にF1カレンダーからはその名前が消えていた。
だが、新型コロナウイルスの世界的大流行により、キャンセルとなったヨーロッパ圏外でのレースの代役として急遽今年はポルトガルGPが復活することになったものだ。
開催地となるのはアルガルヴェ・サーキットだが、一般的にはポルティマオ・サーキットという名称で知られている。このサーキットでF1が開催されるのは初めてのことになる。
来年以降の開催継続の可能性について質問を受けたサーキット代表のパウロ・ピネイロはドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。
「契約は2020年だけとなっている」
「だが、もし我々がいい仕事をしてレースがエキサイティングなものとなり、みんなが満足すれば、少なくとも選択肢のひとつとして考えてもらえるいいチャンスが生まれるだろう」
「そのときは政府による支援も必要になる。誰にとってもレースサーキット以外で金を稼ぐのは無理だからね」
「たったひとつのイベントに大金を投じるのを政治的に正当化するのは難しいだろう。だが、(政府の)責任ある者たちがこの地域にとってどれほどいい影響があるかを目にすれば、彼らにとっても決断を下しやすくなるだろう」