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「エイドリアン・ニューウェイの時代は終わった」と元F1ドライバー

2020年08月04日(火)19:01 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はもはや2020年のF1タイトルはあきらめ、今季の目標を選手権2位となることに切り替えた方がいい。

そう考えているのはフェルスタッペンと同じオランダ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・アルバースだ。

かつてミナルディやスパイカーでドライバーを務めた経験を持ち、2014年には短期間ながらケータハムのチーム代表を務めていたこともあるアルバースは、今年も現F1チャンピオンであるハミルトンの絶対的優位は疑いようもないと考えている。

しかし、アルバースは、フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスに勝ってランキング2位になるチャンスはあるかもしれないと『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。

「マックスはそこにチャンスを作ることができるよ。彼はファイターだからね」

今シーズン開幕前は2020年のF1タイトル獲得が目標だとしていたレッドブル・ホンダだが、実際にシーズンが開始されると、昨年以上にメルセデスとの差が開いたという事実を受け入れるしかない状況となっている。

アルバースは、今年のレッドブル・ホンダF1マシンの弱点はホンダエンジンではなくシャシーの方にあると考えている。

「弱くなったのがエンジンのせいだとは私は思っていないよ」

「メルセデスがこれほどまでに強いのは残念だ。だが、エイドリアン・ニューウェイは今どこにいるんだろうね?」

天才F1マシン設計者との定評があるレッドブルの最高技術責任者の名前をあげながらそう語ったアルバースは次のように続けた。

「何年もの間彼が世界最高の設計者だと聞いていたが、世界は常に変化するものだ」

「もう彼の時代は過去のものになったのかもしれないね」

アルバースはさらに、レッドブルはこのままアレクサンダー・アルボンを使い続けるのがいいかどうかを考える必要があると次のように主張している。

「今のレッドブルにはドライバーが1人いるだけだし、あとコンマ1秒を必要としているマックスにとっては何の助けにもならない状態だ」

一方、ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治は、自分たちのエンジンにももっと改善の必要があると認め、次のように語っている。

「我々がメルセデスに少しおいていかれているのは事実です。しかし、レースでのギャップは予選と比べればそれほど大きくはありません」

「我々は何か対策を考え出すために努力しなくてはなりませんが、ライバルも同じことを行ってくるでしょう。もちろん、我々は改善することを目指しています。しかし、それは難しいだろうと私は思っています」

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