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メルセデスのボスが示唆「メルセデスの体制は来季も同じ」

2020年08月04日(火)18:14 pm

メルセデスF1チームは、2人のドライバーばかりでなく、チーム代表も含めて、来季も現行体制を継続することになりそうだ。

メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはいずれも現時点では2021年以降の契約を結んでいない状態となっている。

さらに、チームCEOのポジションにあるトト・ヴォルフも現在の契約は今年で満期を迎えることになっており、来季以降の動向について注目が集まっている。

だが、ヴォルフはこのほどドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「我々は近いうちに結婚のお知らせをすることになるだろう」

「メルセデス、私自身、ルイス、そしてバルテリ。この4組のね。それが我々が望んでいることだし、それを解消する理由など何もないよ」

一方、メルセデスは先週末にシルバーストン・サーキットで行われたF1イギリスGP決勝で終盤にボッタスとハミルトンの左フロントタイヤが相次いでパンクするというトラブルに見舞われていた。

実際のところマクラーレンのカルロス・サインツにも同じことが起きていたとは言え、それまでトップを快走していた2台が揃ってパンクしたことにより、今季メルセデスが導入した「DAS」システムがその原因となったのではないかと推測している者もいるようだ。

だが、ヴォルフはそうしたうわさを否定するとともに、先週末よりもさらに軟らかいタイヤが使用されることになる今週末のシルバーストンでのレース(70周年記念GP/9日決勝)に向けてあまり心配はしていないと主張している。

「軟らかくても硬くても、それによって大きな違いはないんだ」

そう語ったヴォルフは次のように続けた。

「もしも構造的な問題があったとしても軟らかいタイヤでさらに状況が悪化することはないよ。もっと多くピットストップする必要があるだろうけれどね」

F1タイヤを供給しているピレリのF1プログラム責任者であるマリオ・イゾラは、現在メルセデスのマシンに起きたタイヤトラブルの原因について、それが極度の摩耗のせいだったのか、あるいはコース上に落ちていた破片などの異物を踏んだことによるものなのかを調査しているところだとしている。

「次のレースで軟らかいタイヤを使うことを再検討する必要があるかどうか調査を行っているところだ」

テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語ったイゾラは次のように付け加えた。

「もし異物によるものだった場合には話が違ってくるのは確かだよ」

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